【ボーナスいくら?】52歳、コンサル業の場合
プロフィール
52歳、男性
コンサルティング業の営業、年収1,600万円
妻(20代、会社員)と子(14歳)との3人暮らし
今年度の夏季ボーナス:前年と変わらない見込み
【相談内容】年金減や長生きリスクには、どう備えればいいでしょうか?
「ボーナスは貯蓄と老後のための資産運用にまわしています。今後、少子高齢化や年金制度の見直しに伴い、年金の支給額が減少したり、長生きすることによるリスクが大きくなったりすると思いますが、どのように備えればいいでしょうか?」
現在のボーナスは平均と比べると高い?低い?
同じ年代の平均と比べてみて
質問者さんと同年代である50〜54歳の1年間のボーナス平均支給額は、約124万円*です。
*……参考:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」
同じ業種の平均と比べてみて
質問者さんと同じその他サービス業のボーナス平均支給額は、夏季・冬季とも約24万円*となっています。
*……参考:厚生労働省「毎月勤労統計調査(令和6年9月分結果速報等)」
*……参考:厚生労働省「毎月勤労統計調査(令和7年2月分結果速報等)」
質問者さんのボーナス額は夏季・冬季合わせて440万円なので、平均よりも高い額といえますね。
「長持ち資産」と「ちょこっと働く」で老後の不安を減らして
質問者さんは、ボーナスを貯蓄と老後の資産運用にまわせてはいるものの、年金額の減少や長生きリスクにどう備えればいいかお悩みなのですね。
賢いお金の使い方を知ることで、より安心な老後生活を迎えられるでしょう。
「ゆっくり使って長持ちさせる」老後資金の使い方
老後に資産を使うときは、運用を続けながら少しずつ取り崩すのがポイントです。
投資したお金の4%を毎年取り崩して使うと、30年以上たってもお金が尽きる可能性はとても低い、というアメリカの研究結果があります*。
これは海外の研究結果ですが、日本に住んでいても同じように運用をしながら少しずつ使えば資産を長持ちさせることが可能です。
*……参考:三菱UFJ銀行「FIREとは?メリット・デメリットや実現方法をわかりやすく解説!」
「好きを活かしてすこしだけ働く」のも賢い選択肢
4%と聞くと「少しずつしか使えないなら生活が苦しそう……」と心配になるかもしれませんね。
その場合は、老後も無理のない範囲で働くという選択肢も考えてみてください。
今は、週に数日だけの短時間パートや自宅でできる仕事など、シルバー世代の間でも柔軟な働き方が広がっています。
ご自身の「好き・得意」を活かせる仕事だとなお良いですね。
生活費の足しになるだけでなく、退職後も人と関わる機会が増えたり生活にハリが出たりするメリットもありますよ。
まとめ
・年金減や長生きリスクに備えるためには「資産を長持ちさせる使い方」が大切。
・運用しながら少しずつ使う「4%ルール」を参考に。「好き・得意」を活かして老後も無理のない範囲で働くこともおすすめです。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
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