【ボーナスいくら？】32歳、運送業の場合
プロフィール
32歳、男性
運送業の営業、年収400万円
妻(アルバイト)と2人暮らし
今年度の夏季ボーナス：もらえるか分からない
【相談内容】ボーナスが生活費で消える……。どうすれば貯金できる？
「転職してボーナス額が上がりましたが、貯金にまわしたくても生活費に消えてしまうのが悩みです。どうすれば貯金にまわせるようになりますか？」
現在のボーナスは平均と比べると高い？低い？
同じ年代の平均と比べてみて
質問者さんと同年代である30〜34歳の1年間のボーナス平均支給額は、約83万円*です。
*……参考：厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」
同じ業種の平均と比べてみて
質問者さんと同じ運輸業・郵便業のボーナス平均支給額は、夏季・冬季とも約40万円*となっています。
*……参考：厚生労働省「毎月勤労統計調査(令和6年9月分結果速報等)」
*……参考：厚生労働省「毎月勤労統計調査(令和7年2月分結果速報等)」
質問者さんのボーナス額は夏季・冬季合わせて70万円なので、平均よりもやや低い額となっています。
「生活費でボーナスが消える生活」から抜け出す2つのポイント
質問者さんは、ボーナスを貯金にまわしたいのに生活費に消えてしまう現状にお悩みなのですね。
ボーナスが生活費で消えてしまわないようにするためには、「ボーナスに手をつけなくても生活ができる家計」を整えることがポイントです。
「手取り月収」で生活を完結させる
ボーナスは嬉しい臨時収入。本来は「プラスα」として考えるのが理想です。
まず見直したいのは、ふだんの生活費が手取り月収の範囲に収まっているかどうか。
月々の支出が手取りの上限を超えてしまうと、当然ながらボーナスに頼るしかなくなってしまいます。
そうならないためにも、家計簿をつけて毎月の支出を振り返ってみましょう。
「思ったより外食が多い」「あまり使っていないサブスクがある」といったムダが見えてきます。
「毎月の手取り収入の範囲内で生活する」と決め、その中でやりくりするクセをつければ、ボーナスをまるごと貯金に回すことも可能になりますよ。
突発的な出費には「特別費」で備える
もうひとつ大切なのが、「生活費とは別にかかるお金」への備えです。
たとえば、家電が壊れた、親戚の結婚式があった、実家に帰省することになった……。そんな予定外の出費が重なると、せっかくのボーナスが消えてしまう原因になります。
こうした「特別な支出」に対応するためには、あらかじめ「特別費」を積み立てておくのが効果的です。
目安として年間で収入の2〜3か月分ほどを準備できると安心ですね。
まとめ
・家計簿をつけ、「手取り月収」の中で普段の生活費がまかなえるようにしましょう。
・突発的な支出でボーナス頼りの生活に逆戻りしないためには「特別費」の積み立てが効果的です。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
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