【リアル家計簿】40代夫婦、4人家族の場合
家族構成
夫……40代 公務員
妻……40代 専業主婦
子……高校生、中学生
【相談内容】高校生と中学生の子どもがいます。大学進学を考えていますが、教育費が不安です。
解説するのは……
◆かげやま
ファイナンシャル・プランニング技能検定2級
人には相談しにくいお金のこと。そんな悩みや不安を気軽に相談できるFPを目指しています。
お金の制度や保険について分かりやすく伝えます。
「教育費」の検討ポイント
GOODポイント
相談者さんは、以下の項目が一般的な4人世帯の平均額よりもかなり抑えられています。
・食費15,000円(平均112,595円*)
・日用品10,000円(平均13,496円*)
・被服費5,000円(平均15,955円*)
*……参考:総務省「家計調査 / 家計収支編 」
節約を頑張られているとのことで、しっかりと家計管理をされていますね。
気になる支出項目をチェック
一方、相談者さんの家計で気になる支出も「食費」です。
4人家族で食費15,000円ということは、一人当たり3,750円。
節約を頑張られているとはいえ、少なすぎる印象があります。
過度な食費の節約は健康リスクを高める可能性もありますので、切り詰めすぎないように注意が必要です。
教育費は進学先により大きく異なる
相談者さんは、お子さん2人の教育費を心配されているとのこと。
教育費は、塾や習い事などの学校外活動費、公立・私立のどちらの学校を選ぶかなどにより金額が大きく変わります。
日本政策金融公庫のデータによると、高校入学から大学卒業までにかかる平均的な教育費は、子ども一人あたり約943万円*。
*……参考:日本政策金融公庫「教育費負担の実態調査結果」(令和3年度)
お子さんの年齢や進路を入力すると簡単に教育資金をシミュレーションできるサイトもありますので、利用してみると良いですね。
また、さまざまな種類の助成金や奨学金を利用することで教育費の負担を軽減できます。
ぜひ確認してみてください。
早い段階で教育費を具体的に把握し、目標額が明確になるだけでも不安は軽減されますよ。
目標額を設定したら、積み立てをはじめましょう。
まとめ
・質問者さんの家計は、全体的にしっかりと管理されています。
・過度な食費の節約にならないよう、注意が必要です。
・教育費は進路により大きく異なります。早めの積み立てを。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
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