【貯蓄額】50歳、男性の場合
プロフィール
50歳、男性
不動産業経営、年収1,000万円
妻(61歳、パート)との2人暮らし
世帯年収、1,300万円
【相談内容】70歳まで働きますが、もう少しお金を増やしたいです
「それなりの貯金があります。退職金はありませんが、70歳まで働く予定で、今後も貯蓄ができそうです。さらにお金を増やす方法はありますか?」
現在の資産額の水準は?
質問者さんと同年代である50代、2人以上世帯の貯金額は、平均が1,147万円・中央値が300万円*です。
*……参考:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身or二人以上世帯調査]令和5年」
質問者さんの資産総額は6,000万円と、平均値を大きく上回る額となっています。
資産形成を考えるポイント
質問者さんは、70歳までは働く予定とのこと。
老後については、毎月の生活費やその捻出方法までしっかりとプラン設計ができています。すばらしいですね。
将来に必要な金額を具体的に把握する
資産を増やす方法を考える前に、今後必要となる資金を具体的に把握することが重要です。
もらえる年金額については「ねんきん定期便」で確認できます。
50歳以上の加入者には「ねんきん定期便」に年金見込み額が記載されていますので、老後の生活のシミュレーションに便利ですよ。
資産の一部を投資に回すことも検討
現在、質問者さんの資産は預貯金が100%です。
この場合、インフレに対して資産が目減りするリスクがあるため、資産を増やすことも大切となります。
質問者さんは資産に余裕がある状態なので、資産の一部を投資に回すことも検討しましょう。
もちろん、投資にはリスクがありますが、10〜20年と長い目で継続することで元本割れリスクが低くなります。
NISA(ニーサ)*は「少額投資非課税制度」で、運用益が非課税です。
2024年度から制度が拡充され、つみたて投資枠(年間投資枠120万円)と成長投資枠(年間投資枠240万円)が併用できるようになりました。
また、非課税保有限度額の上限は1,800万円で、商品を売却した場合は非課税投資枠が復活し、再利用が可能です。
*……参考:金融庁「NISA特設ウェブサイト」
余裕がある分の資産を投資に回すことは、効率的な資産形成に有効ですよ。
まとめ
・将来必要となる資金を具体的に把握することが重要です。
・余裕がある分の資産は投資に回すことは、効率的な資産形成に有効です。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆かげやま
ファイナンシャル・プランニング技能検定2級
人には相談しにくいお金のこと。そんな悩みや不安を気軽に相談できるFPを目指しています。
お金の制度や保険について分かりやすく伝えます。
ほかの50代の貯金額は……
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