【リアル家計簿】40代と30代夫婦、4人家族の場合
家族構成
夫……40代、会社員
妻……30代、パート
子……12歳、10歳
【相談内容】貯金がほとんどできていません……。何を改善すればよいでしょうか?
解説するのは……
◆かげやま
ファイナンシャル・プランニング技能検定2級
人には相談しにくいお金のこと。そんな悩みや不安を気軽に相談できるFPを目指しています。
お金の制度や保険について分かりやすく伝えます。
住宅費を抑えられている今こそ「手取り収入の20%」を貯蓄に
GOODポイント
相談者さんは社宅にお住まいとのことで住宅費を大きく抑えられています。
また、食費が40,000円とのこと。
4人世帯の食費の月額平均は112,595円*となっていますので、食費も大きく抑えられています。
しかし、食費は少し抑えすぎかもしれませんので、無理のない範囲で節約を続けましょう。
*……参考:総務省「家計調査 / 家計収支編 」
気になる支出項目をチェック
相談者さんの家計で気になる支出は「保険料」と「保育費・学費」です。
どちらも平均の2倍ほどの支出となっています。
- 保険料:60,000円(2人以上世帯の払込保険料の月額平均29,417円*)
- 保育費・学費:70,000円(4人世帯の教育費の月額平均35,180円*)
*……参考:生命保険文化センター「2024(令和6)年度 生命保険に関する全国実態調査」
*……参考:総務省「家計調査 / 家計収支編 」
保険の保障内容が適切か、学費は本当に必要なものかを確認し、見直しも検討してみてください。
社宅のメリットを生かす
社宅の家賃は、周辺の賃貸物件より安く設定されていることがほとんど。
今後転職やお引越しの予定がある場合、住宅費が上がり、家計を圧迫する可能性があります。
貯蓄ができるまでは、できるだけ今の条件のお仕事を継続すると良いですね。
今後、お子さんたちの成長とともに教育費が増加すると予想されます。
さらに、老後の住まいが確保できているかどうかによって貯蓄計画も変わります。
まずは、住宅費が比較的抑えられている今の時期を活用し、家計の見直しを行ったうえで手取り収入の20%を貯蓄に回す習慣を始めてみましょう。
まとめ
・相談者さんの家計は、住宅費と食費が大きくに抑えられています。
・保険料と学費が家計を圧迫しています。見直しも検討してみてください。
・住宅費が抑えられている今、手取り収入の20%を貯蓄に充てる習慣を始めてみましょう。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
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