【ゾッとする怖い話】この部屋には『何か』がいる。新居の押し入れで起こった恐怖体験

Baby&Kids / Life style

新生活は何かと忙しく、環境になれるまで時間がかかります。
ふとした瞬間に、見落としていた「何か」に気付くかもしれません……。
今回は、不気味な体験をした女性の話をご紹介します。

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Miya
Miya
2025.04.26

寝室の押し入れ

ベッド、ライト出典:stock.adobe.com

新しいアパートに引っ越して数週間が経ちました。
生活にはすぐに慣れましたが、寝室にある小さな押し入れがなんとなく気になるような……。
引っ越し初日から何か異様な感覚がありましたが、仕事が忙しいこともあり、すっかり忘れていました。

ある夜、ベッドで眠ろうとしていると、押し入れの扉が少し開きました……。
「風が入っただけだろう」と深く考えずに扉を閉めたのですが……。

妙にザワザワとした寒気を感じました。

次の日、会社の同僚に話すと、「幽霊のしわざかもね」と冗談めかして言われました。
私は笑って済ませましたが、内心では不安でいっぱいになってしまいました……。

押し入れの向こう側

不気味な押し入れ出典:stock.adobe.com

深夜、再び押し入れが開く音がしました。
今回は大きく扉が開き、暗闇の中から冷たい風が吹き込んできました。

驚いて飛び起き、おそるおそる扉を閉めようとした瞬間!
青白く、か細い手が私の手首を掴んできました……!

か細いその手は、見た目に反して力強く私を引っ張ってきます。
精一杯抵抗をしても、どんどん引きずり込まれます。
手首には爪が食い込み、骨がきりきりときしんでいます。

恐怖で頭がいっぱいでしたが、なんとかその手を振りほどくことに成功!
すぐに、押し入れの扉を力いっぱい閉めました。

その夜は一睡もできず、ただ朝が来るのを待っていました。

次の日、大家さんに事情を話し、押し入れの中を見てもらいました。
大家さんは慎重に調べましたが、特に異常は見当たりません。
しかし、大家さんは困惑した表情で語り始めました。

「じつは、前の住人も同じことを言っていました。押し入れの中に何かがいるって。
その方もすぐに引っ越してしまって……」

その言葉を聞いた瞬間、背筋が凍って動けなくなりました。やっぱり、この部屋には「何か」がいるのです。
押し入れには「何か、得体のしれない存在」が潜んでいるに違いありません。

結局、その日から私は寝室を使っていません。
リビングで休むことにしました。

それ以来、押し入れの扉が勝手に開くことはなくなりましたが、あの夜の出来事は鮮明に覚えています。

あのとき、あの手に引き込まれていたらどうなっていたのでしょうか……。

すぐに、私は再び引っ越しました。
もちろん、押し入れのない新しい部屋です。

※この記事は読者から寄せられた体験談やご意見を元に、一部編集を加えて作成しています。

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Miya

ホラー映画や心霊オカルトが大好きなwebライター。小学生のときにホラー映画を見て以来、むさぼるように怖い話に触れてきました。
都市伝説やミステリー解説の台本も執筆中。
日常に潜む怖い話を一緒に楽しみましょう!