【リアル給与明細】32歳、テレフォンオペレーターの場合
プロフィール
32歳、女性
テレフォンオペレーター
▼現状
仕事内容はECサイト利用者の問い合わせ対応(電話・メール)。
ボーナスはなし。
労働時間は月160時間、残業は月5時間程度。
現在は育休中。
【相談内容】今の会社で時短勤務するか、転職するか悩んでいます。
解説するのは……
◆ゆきFP
FP1級を持つ元銀行員ライターです。
400世帯以上の資産運用についてご相談を受けていました。 特に、お金の制度をわかりやすく伝えることを得意としています。
育休後、復帰か転職かどっちが良い?
質問者さんは、育休後に復帰して時短勤務で働くか転職するかをお悩みのようですね。
どちらがいいかは、キャリアについての考え方や夫婦の協力体制、周りに頼れる環境かどうかなど、人それぞれ。
時短勤務で続ける場合と転職する場合で、メリットやデメリットを確認してみましょう。
時短勤務で今の仕事を続けるメリット・デメリット
質問者さんの勤務する会社は、子どもの急な体調不良での欠勤にも協力的で、育児中のママが働きやすい職場のようです。
育児と仕事のバランスを取るうえで、職場の理解は欠かせません。
ワークライフバランスの観点から申し上げると、現在の職場でお仕事を続けるほうがいいでしょう。
しかし、ボーナスが支給されておらず、今後は時短勤務で収入減になるため、経済的にご不安でしょう。
子どもを含めた家族の生活費に加えて将来の教育費も考慮したうえで、転職を検討したほうが良い場合もありますよ。
また、通勤時間が2時間かかるとのこと。
育児で忙しいママには時間が惜しいところですね。
転職してフルタイムで働くメリット・デメリット
転職する場合、ほとんどのケースでは入社1年後から時短勤務が可能なため、フルタイムでの採用になります。保育園の送迎時間や通勤時間を含めて、時間管理がより重要になりますね。
ご主人と役割分担できるか、ほかの家族の協力が得られそうかを事前に確認しておきましょう。
また、フルタイム勤務は収入面でメリットが大きいといえます。
ボーナスにも反映されますし、時短勤務よりも経済的に安定するでしょう。
転職先を探すうえで、育児との両立しやすさは重要です。
転職エージェントを上手く活用できれば、希望に合った企業に出会う確率も高くなりますよ。
質問者さんの月給は平均を下回っています
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、30〜34歳の電話応接事務員の平均月給は26.8万円です。
一方、質問者さんのお給料は月23.2万円と平均を3.6万円ほど下回っています。
今までの経験を活かして転職活動すれば、年収アップも期待できそうですよ。
*……参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」
まとめ
・転職する場合は、フルタイムでの勤務がほとんどです。
・周りに頼れる環境かなども踏まえて、育児と両立できる働き方を検討しましょう。
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