【リアル給与明細】24歳、営業職の場合
プロフィール
24歳、女性
サービス業 営業職
▼現状
仕事内容は法人営業の新規開拓。
ボーナスは年間30万円。
労働時間は月150時間、残業は月3時間程度。
【相談内容】基本給を上げるにはどうすればいいですか?
解説するのは……
◆ゆきFP
FP1級を持つ元銀行員ライターです。
400世帯以上の資産運用についてご相談を受けていました。 特に、お金の制度をわかりやすく伝えることを得意としています。
質問者さんの年収は平均より高い
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、20〜24歳の営業職業従事者の平均月給は26.3万円*。
質問者さんは約29万円と、平均を2.7万円ほど上回っています。
現在お勤めの会社は、ほかの会社と比べて基本給が高い傾向にあるようです。
一方で、ボーナスの平均は39.3万円*と質問者さんの30万円に比べて9万円高いので、質問者さんが低いと感じるのも納得です。
とはいえ、年収換算すれば平均より高い収入を得られているようですね。
*……参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」
支出の見直しが効果的
毎月の生活がカツカツということであれば、支出の見直しが効果的です。
なぜなら、収入を増やすだけでなく、支出を減らすことでも手元に残るお金を増やせるから。
特に、毎月一定額の支出がある固定費の見直しは効果的です。
「スマホ代は格安SIMへの乗り換えで安くできないか」「保険料を過剰に払いすぎていないか」など、項目ごとに細かく見直してみましょう。
月1万円の固定費削減で、月1万円の手取りアップと同じ効果が得られます。
面倒に感じるかもしれませんが、一度見直しすれば永久的に支出を削減できますよ。
基本給を上げるには転職がおすすめ
基本給を上げたいのであれば、転職がおすすめ。
なぜなら、現在の職場で基本給アップするには時間がかかるからです。
月給の高い転職先に出会えれば、継続的な年収アップが期待できますよ。
調査によると、1割以上の年収が上がったのは全体の43.7%(2023年上半期、20歳〜24歳)*。
希望の条件を満たすには、信頼できるエージェントに頼る方法が確実でしょう。
*……参考:厚生労働省「転職入職者の賃金変動状況」
まとめ
・生活が厳しいのであれば、固定費の見直しが効果的。
・転職すればすぐに長期的な給与アップが可能。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
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