【貯金額】45歳、女性の場合
プロフィール
45歳、女性
学生・接客業ホールスタッフ、年収360万円
1人暮らし
【相談内容】将来のために家を購入したほうがいい?
「やりたいことのために学生に戻りました。収入が不安定なので、なるべくお金を使わずに生活したいと思っています。将来を考えた場合、マンションなどを購入しておいた方が良いのでしょうか?単純に貯蓄をするよりも投資の一環として考えると有効な気がします。」
現在の資産額の水準は?
質問者さんと同年代である40代単身世帯の貯金額は、平均が559万円・中央値が47万円です。
質問者さんの資産額は300万円で、これは平均貯金額の約54%、中央値の約6.4倍となります。
*……参考https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/tanshin/2023/
マンション購入を考える前に知っておくべき投資のポイント
質問者さんは収入が不安定な中、お金を無駄にせず生活しつつ、今後の資産形成を考えてマンション購入を検討しているとのこと。
マンション購入は資産として有効に見えますが、投資目的での不動産購入については慎重な判断が必要です。
ここでは、マンション購入のリスクとおすすめの投資方法について解説します。
投資目的でのマンション購入をおすすめしない理由
マンションをマイホームとして購入するのであれば、個人のライフスタイルの選択として問題ありません。
しかし、投資目的での購入はおすすめできません。
なぜなら、素人が資産価値の高い不動産を見極めて購入し、投資として成功するのは非常に難しいからです。
新築マンションであれば、住み始めた瞬間から物件価値が下がることがほとんど。
これは、新車が購入後すぐに価値を落とすのと同じです。
不動産投資は、投資中級者から上級者向けの投資手法。
安易に手を出すことは避けたほうが良いでしょう。
資産形成に向けた王道の投資とは
投資を考えているのであれば、NISA制度を利用したインデックス投資を検討してみてください。
インデックス投資は、手数料が低く、広範な市場に分散投資することでリスクを抑えつつ長期的に安定したリターンを期待できる王道の方法です。
手間をかけずに資産を増やせます。
資産価値のある不動産購入は難易度が高いですが、インデックス投資はネット証券を開設すれば誰でも簡単に購入できます。
収入が不安定な中でも少額から始められ、経済的な負担が少ないこともメリットですよ。
まとめ
・質問者さんの貯金額は、平均貯金額の約54%、中央値の約6.4倍です。
・不動産投資は投資中級者から上級者向けの投資手法。価値の高い不動産を見極めて成功することは難しく、おすすめできません。
・資産形成に向けた王道の投資はインデックス投資です。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
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