【貯蓄額】52歳、男性の場合
プロフィール
52歳、男性
公務員、年収760万円
妻(49歳、公務員)、子3人(21歳、大学生・19歳、大学生・15歳、中学生)の5人暮らし
【相談内容】余裕資金はどう運用すればいい?
「退職金が出ることを考えれば、老後資金は今の貯蓄で足りると思っています。ただ、子どもの教育費が不透明で心配です。余裕資金の運用方法を教えてください。」
現在の資産額の水準は?
質問者さんと同年代である50代2人以上世帯の貯金額は、平均が1,147万円・中央値が300万円です。
質問者さんの資産額は4,330万円で、これは平均貯金額の約3.8倍、中央値の約14.4倍となります。
*……参考https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/futari2021-/2023/23bunruif001.html
50代の資産運用法!安全な運用とリスクを回避する方法
質問者さんは、貯蓄が十分で退職金も見込まれている中で、余裕資金の運用方法をお考えなのですね。
今後の資産運用の方針と注意点について解説します。
リスク資産と無リスク資産のバランス調整
50代を迎え定年が視野に入ってきたのであれば、リスク資産の割合を減らし、無リスク資産を増やすことが重要です。
リスク資産(株式や投資信託)による運用はリターンが大きい一方、市場変動の影響を受けやすいもの。
老後の安定的な資金を確保するためには、リスク資産の割合減らし、定期預金や国債などの無リスク資産の割合を増やすと安心でしょう。
生命保険の見直し
お子さんが大学生と中学生と大きいため、小さかった頃と比べれば生命保険の必要性は減っていると考えられます。
保障内容と金額を見直して、保険料を削減することも検討してみてください。
窓口での相談には注意が必要
余剰資金の運用を考える際、注意したいのは金融機関や保険会社の窓口での相談です。
窓口では手数料が高い投資商品を勧められるリスクが高く、最適な運用を提案されないことがあります。
今はネット証券を活用することで手数料の低い優良な投資商品を購入できるので、ネットを利用するのが賢明です。
特に退職金が支給されたあとは金融機関や保険会社からの営業電話が増える傾向にあるため、冷静な判断が必要になります。
まとめ
・質問者さんの貯金額は、平均貯金額の約3.8倍、中央値の約14.4倍です。
・50代を過ぎたら「リスク資産と無リスク資産のバランス調整」「生命保険の見直し」「金融機関や保険会社の窓口での相談には注意」の3つを意識しましょう。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
ほかの50代の貯金額は……
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