59歳、管理業務の《リアル貯金額》。今の額なら年金に頼らなくても生活できますか?【FPが解説】

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読者から寄せられたリアルな総資産額を大公開。質問内容から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【59歳 男性】

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2024.09.23

【貯蓄額】59歳、男性の場合

59歳、男性の貯蓄額

プロフィール

59歳、男性 
製造卸売業のシステム管理、年収700万円
妻(59歳、専業主婦)と2人暮らし

【相談内容】年金に頼らなくても生活できますか?

「夫婦2人の生活には十分な年収ですが、将来が不安です。年金を満額もらえるとは思っていないので貯蓄額を増やしたいのですが、なかなかできません。年金に頼らず生活していくためには、65歳までにどの程度の貯蓄があればよいでしょうか?」

現在の資産額の水準は?

貯蓄額

質問者さんと同年代である60代2人以上世帯の貯金額は、平均が2,026万円、中央値が700万円です。
質問者さんの資産額は2,500万円で、これは平均貯金額の約1.2倍、中央値の約3.6倍となります。

*……参考https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/futari2021-/2023/23bunruif001.html

年金に頼らない老後生活のための貯蓄計画とは?

質問者さんは、年金に頼らず生活するためにはどのくらいの貯蓄が必要かを知りたいのですね。
老後の生活費を心配される気持ちはよくわかります。
以下のステップで目標貯蓄額を計算してみましょう。

1. 月々の生活費を把握する

現在の生活費を確認しましょう。
食費や光熱費、家賃、医療費など、毎月の固定費を家計簿アプリなどで記録することで、正確な月々の支出を把握できます。
これが老後資金を考える基礎になりますよ。

2. 老後の生活費を計算する

65歳以降、毎月夫婦で30万円の生活費がかかる場合、年間360万円、30年間で約1億800万円が必要です。
この金額を、年金以外の貯蓄や収入でカバーする必要があります。

3. 目標貯蓄額を設定する

現実的に1億800万円の貯蓄を目標にするのは難しいかもしれません。
その場合は、月々の生活費を25万円に減らし、必要額を9,000万円としましょう。
無理のない貯蓄目標を設定し、生活費を調整してみてください。

4. 資産運用を活用する

質問者さんは200万円の投資信託をお持ちとのこと。
年間4%ずつ取り崩せば投資資産の減りが遅いといわれる「4%ルール」を取り入れると、年間8万円(月約6,600円)を生活費に補填できます。
仮に投資額を400万円に増やせば、年間16万円(月約1万3,300円)の補填が可能です。

実際には年金もあるため、すべてを貯蓄で賄う必要はありません。
無理のない範囲で賢く準備しましょう。

まとめ

笑顔の夫婦出典:stock.adobe.com

・質問者さんの貯金額は、平均貯金額の約1.2倍、中央値の約3.6倍です。

・老後、年金に頼らない生活をするためには「月々の生活費を把握する」「老後の生活費を計算する」「目標貯蓄額を設定する」「資産運用を活用する」の順で備えてください。

※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。

 

◆sino

ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。

同年代の貯金額は……

【参考】58歳、男性/販売職出典:4yuuu.com

【参考】56歳、男性/事務職出典:4yuuu.com

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sino

美容・コスメ・アンチエイジング・ダイエット情報を発信する女性ライターです。
FP資格を持っており、資産形成や節約に関する記事も執筆します。
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