32歳、事務職の《リアル貯金額》。貯金が少ないため将来が不安です……【FPが解説】

Baby&Kids / Life style

読者から寄せられた実際の総資産額を大公開。内訳から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【32歳 男性】

― 広告 ―
ゆきFP
ゆきFP
2024.08.29

【貯金額】32歳男性の場合

【貯金額】32歳男性の場合

プロフィール

32歳、男性
独身
情報通信業 事務職
年収210万円

【相談内容】将来が不安です。投資を始めるべきでしょうか?

「貯金が少なく将来が不安です。投資に興味がありますが、損をするのではと思うとなかなか始められません。将来のお金に対する不安をなくすためには、投資も始めるべきでしょうか?投資のリスクも知りたいです。」

ファイナンシャルプランナーによる回答

質問者さんの貯蓄額は中央値の約9.8倍

平均貯金額

30代独身の平均貯金額は594万円、中央値は100万円
質問者さんの資産総額は978万円と平均を上回り、中央値の9.8倍です。

*……参考https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/tanshin/2023/

資産のすべてを預貯金が占めていますが、低金利の中で物価上昇が続いているので、預貯金ではお金の価値がどんどん目減りしているのが現状です。

ケガや病気などで働けなくなったときのために生活費の6カ月分程度を預貯金で残し、残りの余裕資金は運用を検討してもよいでしょう。

投資のリスクを減らすには?

質問者さんは元本割れが心配で、なかなか投資を始められないとのこと。
確かに投資にはリスクがつきものですが、リスクを軽減する方法は3つありますよ。

①長期投資

投資は、運用期間が長ければ長いほどお金が増えやすい特徴があります。
リーマンショックやコロナショックなど、株価の暴落は定期的に起こりますが、その後必ず回復しています。
マイナスになっても運用を継続することで、増えるチャンスはまたやってきますよ。

また、長期運用をすることで、利益が利益を生む複利効果が得られるのもメリットの一つです。

②積立投資

一括投資ではなく、積立投資をすることによりリスクを軽減することも可能です。
一括の場合は、投資するタイミングによって利益は大きく左右されてしまいます。
一方で、積立投資は毎月一定額で投資するため、株価が上がっているときは少なく、下がっているときは多く買う「ドルコスト平均法」の効果を得られますよ。

もし元本割れしてしまっても「安く買えるチャンス」と捉えられるので、長く運用を継続しやすい投資方法でもあります。

③分散投資

1つの金融商品だけで運用した場合、その商品が大きく値下がりしてしまうと資産も大きくマイナスになります。
ですが、異なる値動きの投資対象を組み合わせることでリスクを減らすことができますよ。

例えば、株式と債券は一般的に逆の値動きをします。
バランス型の投資信託で運用すれば、1つの銘柄でも分散投資ができるのでおすすめです。

以上の「長期・積立・分散」投資をすれば、リスクを軽減できるといわれています。
NISAを活用すれば、利益の全額を非課税で受け取ることが可能です。
100円から始められるので、まずは少額からでも始めてみるとよいですよ。

まとめ

通帳を見ている男性出典:stock.adobe.com

・「長期・積立・分散」投資でリスクを軽減できます。

・心配であれば、まずは少額から始めてみてください。

※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。

 

◆ゆきFP

FP1級を持つ元銀行員ライターです。
400世帯以上の資産運用についてご相談を受けていました。 特に、お金の制度をわかりやすく伝えることを得意としています。

同世代の貯金額は……

【参考】34歳、男性/WEBショップ運営出典:4yuuu.com

【参考】32歳、男性/情報通信業の事務職出典:4yuuu.com

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

― 広告 ―
ゆきFP

FP1級を持つ元銀行員ライターです。
400世帯以上の資産運用についてご相談を受けていました。
特に、お金の制度をわかりやすく伝えることが得意です!
育休ママ向けにInstagramで発信もしています。
https://www.instagram.com/chanyuki_money