【貯金額】40歳男性の場合
プロフィール
40歳、男性
情報通信業の営業職、年収850万円
一人暮らし
【相談内容】投資はいつ取り崩せばいいですか?
「株式や投資信託による投資で資産運用を継続していますが、どのタイミングで取り崩しをすればよいでしょうか?」
現在の資産額の水準は?
質問者さんと同年代である40代単身世帯の貯金額は、平均が559万円、中央値が47万円です。
質問者さんの資産額は3,300万円で、これは平均貯金額の約5.9倍、中央値の約70.2倍となります。
*……参考https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/tanshin/2023/
投資の取り崩し、ベストなタイミングは?
質問者さんは、資産運用中の投資商品をどのタイミングで取り崩せばいいかお悩みなのですね。
投資をしていると『値段が高いうちに利益を確定したい』と考えてしまいがち。
しかし、市場の動きを正確に予測するのは投資の専門家でも非常に難しいため、最適なタイミングを見つけるのは簡単ではありません。
そこでおすすめしたいのは『お金が必要なときに必要な分だけ取り崩す』方法です。
この方法なら市場の変動に一喜一憂することなく、安定した資産運用が可能になります。
たとえば、生活費や大きな支出があるときに都度必要な額だけを取り崩すことで、そのとき使わない余剰資金を継続して運用できます。
また、投資したお金をなるべく減らさずに長期的に取り崩していきたいのであれば 『4%ルール』に沿った方法も有効です。
4%ルールとは、年間の生活費として投資資産の4%を取り崩すという考え方。
1,000万円の投資資産がある場合、1年で40万円(1,000万円×4%)を取り崩して使うイメージです。
これはアメリカの研究に基づくもので、「投資で得た利益が使った分を補うため元の1,000万円は30年経っても目減りすることはない」という理論になっています。
*……参考https://life.saisoncard.co.jp/money/post/c2486/
市場のタイミングを完璧に見極めるのは難しいですが、必要なときに必要な分だけ取り崩す、または4%ルールに基づいて取り崩すことで、賢く資産を運用しましょう。
まとめ
・質問者さんの資産額は、平均貯金額の約5.9倍、中央値の約70.2倍です。
・投資資産の取り崩しは『お金が必要なときに必要な分だけ取り崩す』『4%ルールに沿って取り崩す』の2つの方法がおすすめです。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
同世代の貯金額は……
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