【リアル貯金額】51歳、男性。家族がいないので老後が心配です……【FPが解説】

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読者から寄せられた実際の総資産額を大公開。内訳から、改善できるポイントあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【51歳 男性】

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2024.06.21

【貯蓄額】51歳男性の場合

営業男性

プロフィール

51歳、男性
営業、年収580万円
独身、一人暮らし

その他資産は、祖母から相続した土地の評価額

【相談内容】老後のお金はいくらあれば安心ですか?

「私は家族がおらず、将来お金に困っても助けてくれる人がいません。現在の預貯金は少なくないと思いますが、年齢と助けてくれる家族がいないことを考えると不安です。安心して老後を迎えるためにはどれだけの資産が必要か教えてもらいたいです。」

老後の安心を確保するために必要な資金を知ろう

質問者さんは、将来お金に困っても助けてくれる人がおらず不安を感じているのですね。

質問者さんと同年代の50代単身者の貯金額は、平均1,194万円・中央値で600万円となっています。
現在の質問者さんはの資産額は土地の評価額も含めると約2,700万円で、これは平均貯金額の約2.3倍・中央値の4.5倍となります。

*……参考https://www.resonabank.co.jp/kojin/column/shisan_kihon/column_0011.html

老後のお金の不安はこの2ステップで解消して

「老後2,000万円問題」という言葉がありましたが、老後の必要資金は人それぞれで、一概にいくらあれば安心とは言えません。
なぜなら、たとえ10億円持っていても毎年1億円使えばたった10年で資産がなくなってしまうからです。

そのため、老後のお金の不安を無くすには、以下の順で必要な金額を算出する必要があります。

1.自分が機嫌よく生きていくためのコストを把握する
2.平均寿命までいくらあれば足りるのかを計算する

老後のお金の不安を解消する手順①自分が機嫌よく生きていく為のコストを把握する

まずは、自分が無理な節約もせず、無駄な浪費もしないで快適に生活できるコストを知りましょう。

1年間家計簿をつければ、自分にとって必要な年間の生活費が見えてきます。
家計簿アプリの中にはクレジットカードや銀行と連携すれば自動で家計簿を記録してくれるものがあるので、活用してみてください。

老後のお金の不安を解消する手順②平均寿命までいくらあれば足りるのかを計算する

次に、平均寿命まで生きるとして、どれだけの資金が必要かを計算します。

例えば、男性の平均寿命が81歳とすると、65歳で退職する場合、老後の期間は16年です。
質問者さんが年間400万円あれば快適に過ごせるとすると、400万円×16年=6,400万円が必要になります。
現在の資産、将来の年金、退職金を足し合わせ、必要な6,400万円との差額を退職までに貯蓄できれば安心です。

もし平均寿命より長く生きた場合でも、年を取るほど生活コストは下がる傾向があるため、上記の計算での貯蓄額があれば大丈夫でしょう。

これらのステップを踏んで必要な資金をしっかり計算し、安心して老後を迎えられるように準備しましょう。

まとめ

考えている男性出典:stock.adobe.com

・質問者さんの預貯金額は、同年代の平均貯金額の約2.3倍・中央値の4.5倍です。

・老後に安心して暮らせる貯金額は『①自分が機嫌よく生きていく為のコストを把握する』『②平均寿命までいくらあれば足りるのかを計算する』の2ステップで計算できます。

※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。

 

◆sino

ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。

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sino

美容・コスメ・アンチエイジング・ダイエット情報を発信する女性ライターです。
FP資格を持っており、資産形成や節約に関する記事も執筆します。
コンタクトはメールアドレスsinobu037@gmail.comまで♡