【リアル貯金額】37歳、男性。子どもの教育費や老後資金……今のままで大丈夫?【FPが解説】

Baby&Kids / Life style

読者から寄せられた実際の総資産額を大公開。内訳から、改善できるポイントあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【37歳 男性】

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2024.07.16

【貯蓄額】37歳男性の場合

37歳男性

プロフィール

37歳、男性 
製造業 システムエンジニア、年収750万円
専業主婦の妻と1歳の子どもとの3人暮らし

【相談内容】将来への備え、今の資産配分で大丈夫ですか?

「将来の物価高に加え、住宅ローンの返済、子どもの教育費、車や家電の買い替え、老後資金などお金がかかることを考慮すると、今ある貯金をいずれ切り崩さなければならないという漠然とした不安があります。今の資産運用配分で大丈夫なのか教えてもらいたいです。」

現在の資産額の水準は?

質問者さんと同年代である40代既婚世帯の貯金額は、平均889万円・中央値で220万円です。
質問者さんの資産額は約2,166万円で、これは平均貯金額の約2.4倍、中央値の約9.8倍となります。

*……参考https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/futari2021-/2023/23bunruif001.html

漠然としたお金の不安にはライフプラン表の作成が有効

質問者さんは将来、現在の貯金を切り崩すことに漠然とした不安を感じているのですね。

この不安は、ライフプラン表を作成することで解消できます

ライフプラン表とは、今後の人生で起こるイベントや家計の収支をまとめたものです。
例えば、『45歳で車の買い替え(300万円)』『54歳で子どもが大学入学(500万円)』といったライフイベントとその費用を表に整理します。

ライフプラン表を作成すると将来の生活設計やお金の流れが明確になり、漠然としたお金の不安を解消できます

インターネットで検索すれば、簡単に作成できるライフプラン表のテンプレートが無料で手に入ります。
ぜひ、ライフプラン表を作成してみてください。

現在の資産配分はここを見直して

質問者さんの現在の資産配分は投資と現金のバランスが取れており、37歳という年齢を考えると非常に良い配分です。

ただし、1点だけ改善の余地があります。
それは1,000万円の生命保険です。

リスクに備えることは大切ですが、質問者さんの収入と貯蓄額を考えると生命保険にお金をかけすぎています。残された家族が生活に困らないようにするために保険をかけることは重要ですが、その内容には注意が必要です。

質問者さんが不幸にも他界した場合、奥様には遺族年金が支給されます
また、多くの方は住宅ローンを組む際に団体信用生命保険に加入しているはず。
この保険に入っていれば、死亡または高度障害を負った場合、残りの住宅ローンは免除されます

保険の種類と金額を見直し、優良な投資商品に投資することで、将来の家計管理がより容易になりますよ。

まとめ

赤ちゃんのいる家族出典:stock.adobe.com

・質問者さんの貯蓄額は、平均貯金額の約2.4倍、中央値の約9.8倍です。

・漠然としたお金の不安は、ライフプラン表を作成することで解消しましょう。

・収入と貯蓄額を考えると、生命保険にお金をかけすぎです。内容を見直して適切なリスクヘッジをしましょう。

※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。

 

◆sino

ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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美容・コスメ・アンチエイジング・ダイエット情報を発信する女性ライターです。
FP資格を持っており、資産形成や節約に関する記事も執筆します。
コンタクトはメールアドレスsinobu037@gmail.comまで♡