【貯金額】27歳女性の場合
プロフィール
27歳、女性
営業、年収600万円
独身、一人暮らし
【相談内容】月いくら貯金すれば安心ですか?
「毎月どのくらい貯金すれば将来不安なく過ごせますか?」
現在の資産額の水準は?
質問者さんと同年代の20代単身世帯の貯金額は、平均約176万円・中央値で約20万円です。
質問者さんの資産額は400万円で、これは平均貯金額の約2.3倍・中央値の約20倍となります。
*……参考https://www.jibunbank.co.jp/column/article/00498/
将来のお金の不安を減らすには家計管理がマスト
質問者さんは、毎月いくら貯金をすれば将来の不安がなくなるのかが知りたいのですね。
結論から言うと「これだけ貯金があれば将来の不安はなくなります」という回答はありません。
なぜなら、たとえ10億円の預貯金があっても、毎年1億円使ってしまえば10年で枯渇してしまうからです。
自分がいくらお金を持っていれば不安なく暮らせるのかは、以下のステップを踏めば算出できます。
将来のお金の不安を減らすステップ①家計管理をして現在の支出をチェックする
まず、家計管理をして現在の支出を確認しましょう。
自分が何にいくらお金を使っていて、支出はどのくらいあるのかを漏れなく記録してみてください。
クレジットカードと連携して自動で家計簿をつけてくれるアプリを使うと便利ですよ。
将来のお金の不安を減らすステップ②自分が気持ちよく過ごせる支出額を知る
次に、家計簿を見て、自分が快適に過ごせる支出額を割り出します。
極端な節約や浪費は避け、自分にとってストレスの少ない支出額を見つけましょう。
「このペースでお金を使うのが自分にとって快適だな」と思えるところを見つけ出すのがポイントです。
将来のお金の不安を減らすステップ③老後資金を計算する
最後に、必要な老後資金を算出します。
女性の平均寿命・87歳から計算すると、65歳で退職したあと22年分の資金が必要です。
たとえばステップ②で「月に20万円の支出額で快適に暮らせる」と割り出したとして計算すると、20万円×(22年×12ヶ月)=5,280万円が老後に必要な金額となります。
この金額から退職金や年金を差し引き、残りを自分で用意しましょう。
面倒に思われるかもしれませんが、一度金額を決めてしまうと将来への不安がぐっと減りるので、試してみてくださいね。
まとめ
・質問者さんの貯蓄額は、平均貯金額の約2.3倍・中央値の約20倍です。
・将来のお金の不安を減らすには、必要なお金を『家計管理をして現在の支出をチェックする』『自分が気持ちよく過ごせる支出額を知る』『老後資金を計算する』の3ステップで算出することがおすすめです。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。