【貯金額】45歳女性の場合
プロフィール
45歳、女性
フリーランス。クラウドソーシングにてデータ入力など行い、年収45万円
父(76歳)と母(74歳)の3人暮らし
【相談内容】投資のリスクについて教えてください。
「老後の資金が4,000万円必要だといわれていますが、老後までに貯められる自信がなく不安です。投資を始めた方がいいのか、リスクが心配で迷っています。」
ファイナンシャルプランナーによる解説
質問者さんの貯蓄額はかなり多め
40代独身女性の平均貯金額は800万円程度、中央値は92万円程度といわれています。
平均額はたくさん貯蓄がある人に引っ張られて高い金額になりがちなので、中央値の方が実態に即した金額と言えます。
*……参考https://okane-kenko.jp/media/saving-ave-women/
質問者さんの資産総額は約564万円ですので、平均の7割程度。
中央値と比較すると約6倍の資産を持っていることになります。
投資にも貯金にもリスクがあります
質問者さんは投資を始めるべきか、リスクが心配で迷っているのですね。
ご心配の通り、投資にはリスクがあります。
比較的安全といわれている全世界株や全米株のインデックス投資でも、リーマンショックやコロナショックの際には大暴落しました。
そこで初心者さんにおすすめなのが長期投資です。
過去のデータでは、全世界株や全米株などの優良な投資商品を20年以上保有すると、元本割れ(投資した当初の金額を下回ってしまうこと)を防げることが多いです。
ただし、これは過去のデータであり、将来も絶対に安全とは限りません。
*……参考:https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/attention/01/01_03.html
一方、現金を持ち続けることにもリスクがあります。
それは『インフレ負けリスク』です。
例えば、昔100円で買えたおにぎりがインフレで130円になると、お金の価値が76%に下がったことになります。
つまりこのとき、銀行に預けている現金の価値も76%に減ってしまうということ。
これがインフレ負けリスクです。
お金は「こうしておけば絶対に安心」という保証はありません。
少しずつ勉強して、どうすれば自分の資産を守れるのかを考えていきましょう。
まとめ
・質問者さんの貯蓄額は、平均の7割程度、中央値と比較すると約6倍です。
・投資にも現金貯金にもリスクはあります。少しずつ学んで資産を守りましょう。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
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