【貯蓄額】41歳女性の場合
プロフィール
41歳、女性
専業主婦
家族構成:夫 (41歳、公務員)、子ども1人(10歳)
その他資産の内訳:敷金20万円
【相談内容】どのくらい働けば税金面で有利ですか?
「公務員の妻です。在宅や内職で仕事をしたいと考えています。どのくらいの収入まで働くのが税金面で有利ですか?また、その際は保険の見直しは必要ですか?」
ファイナンシャルプランナーによる回答
「130万円の壁」を超えると負担が大きくなる
社会保険の扶養が外れる「130万円の壁」に気を付けましょう。
現在はご主人の扶養に入っているため、健康保険料や年金保険の負担がありません。
しかし、年収が130万円を超えると、ご自身で社会保険に加入しなければなりません。
また、公務員の扶養手当の対象外になるケースが多いです。
*……参考https://blog.koumu-in.jp/koumuin/dependent-allowance
一方、よく耳にする「103万円の壁」は、103万円を超えた奥様の収入に対して税金が発生するものです。
配偶者控除は年収150万円まで適用されますし、税金面ではそれほど負担はないでしょう。
加入する共済によっては、3カ月連続で収入が月108,334円を超えると扶養が外れるものもあります。
ご主人の加入している共済組合に確認してみてください。
保険の見直しはするべき?
もし130万円の壁を越えて働く場合は、医療保険を見直すことをおすすめします。
公務員が加入する共済では、家族も附加給付制度があり、1カ月の医療費の自己負担限度額は25,000円の場合が多いです。
もし、年収130万円を超えてご自身で社会保険に加入する場合は、そのような制度がない可能性があります。
万一のケガや病気での出費に備えて、医療保険の加入を検討するとよいでしょう。
質問者さんの貯蓄額は中央値の約6倍
40代既婚世帯の平均貯金額は約889万円、中央値は約220万円です。
*……参考https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/futari2021-/2023/
質問者さんの資産総額は1,320万円と平均を大きく上回っています。
預貯金以外に投資や保険も積極的に活用されていますね。
生活費の6カ月分を預貯金で置いておき、残りはお金に働いてもらうことで、効率よく貯めることができますよ。
まとめ
・「103万円の壁」よりも「130万円の壁」に注意する。
・社会保険の扶養に外れたら、医療保険も見直すとよい。
・質問者さんの貯金額は、中央値を6倍と大きく上回っている。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆ゆきFP
FP1級を持つ元銀行員ライターです。
400世帯以上の資産運用についてご相談を受けていました。 特に、お金の制度をわかりやすく伝えることを得意としています。
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