【リアル貯金額】43歳女性。老後の資金が足りない気がします【FPが解説】

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読者から寄せられた実際の総資産額を大公開。内訳から、改善できるポイントあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【43歳 女性】

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2024.06.01

【貯蓄額】43歳女性の場合

43歳女性、総資産

プロフィール

43歳、女性
社会保険労務士事務所の訪問営業
70歳の母と2人暮らし

年収は、260万円

相談

「投資を始めたのが遅くて老後の資金を用意できるか心配です。投資信託をやっていてそれで老後に備えることができるか不安です。もう手遅れでしょうか。

また毎月どのくらい積立てをすれば良いかもよく分からないです。」

ファイナンシャルプランナーによる解説

質問者さんの貯蓄額は中央値の4倍以上

40代単身者の平均貯金額は657万円、中央値は53万円程度と言われています。
平均額はたくさん貯蓄がある人に引っ張られて高い金額になりがちなので、中央値の方が実態に即した金額と言えます。

参考:https://www.bk.mufg.jp/column/others/b0049.html

質問者さんの資産総額は2,483,424円ですので、平均よりは少ないですが中央値と比較すると4倍以上の資産を持っているということになります。

投資は早く始めるほど良い

質問者さんは、投資を始めたのが遅かったことを心配しているのですね。

質問者さんのおっしゃる通り、投資は始めるのが早ければ早いほど福利の力を味方に出来るので資産形成に有利です

投資には時間が大切ということを教えてくれる『ジャックとジル』のお話はご存知でしょうか。

ジャックとジルは姉弟で、二人とも投資をしていました。
ジャックは18歳で投資を開始し、毎年50万円ずつ積立投資をしました。彼はこの投資を8年間だけ続け、26歳で投資をやめてあとはこの投資を放置しました。
一方、ジルは26歳で投資を開始し、毎年50万円ずつ積立投資を開始しました。彼女は26歳から65歳までの40年間、積立投資を続けました。
ジャックの投資期間はたった8年ですが、ジルは40年もの間投資を続けました。しかし、65歳の時点で二人の資産額は8年しか投資をしていないジャックの方が3000万円も多くの資産を持っていました
参考:https://note.com/nisan_journal/n/naa02d2a887a8

この物語は、投資において時間を味方につけることがいかに大切かを教えてくれていますよね。

40代での投資は遅すぎる?

では、投資を始めるのが40代だったとするともう手遅れなのでしょうか?

結論から言えば全く手遅れではありません
40代でも堅実な方法で毎月一定額を投資をすることで20年後には老後資金として2000万円を作ることができます。

現金貯金と投資を組み合わせることで、手堅い投資で着実に資産形成することが可能ですので安心してくださいね。

毎月どのくらい投資すればいい?

また、老後資金を投資で作ろうとお考えであれば、何歳までにいくら貯めたいかをシュミレーションサイトで計算しましょう
おすすめは金融庁のシミュレーションサイトです。

金融庁 シミュレーション出典:www.fsa.go.jp

20年後までに2,000万円貯めたいという場合、毎月の積み立て額は38,394円となります。

金融庁 シミュレーション出典:www.fsa.go.jp

自分の目標貯金額を達成するために毎月いくら積み立てれば良いのかが簡単に分かるので、資産形成がぐっとやりやすくなりますよ。

まとめ

営業の女性出典:stock.adobe.com

・質問者さんの貯蓄額は中央値の4倍以上です。

・投資は早く始めれるほど時間を味方につけて資産形成が有利になります。

・40代で投資を始めても遅すぎることはありません。手堅い運用で20年で2,000万円の貯蓄ができる可能性もあります。

 

◆sino

ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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sino

美容・コスメ・アンチエイジング・ダイエット情報を発信する女性ライターです。
FP資格を持っており、資産形成や節約に関する記事も執筆します。
コンタクトはメールアドレスsinobu037@gmail.comまで♡