【貯蓄額】33歳男性の場合
プロフィール
33歳、男性
製造業のシステムエンジニア
28歳の妻と2人暮らし
年収は、850万円
※その他の資産は、証券口座に入金しているだけで株など購入していない資金
相談
「毎月、20万円を投資信託として積み立てをしているが、いつ現金化したらよいか悩んでいます。今は日本もアメリカも株価がよいので持っていれば増えていきますが、いざ不景気がきて株が大暴落すると株も投資信託も評価額が下がり、とても目も当てられなくなります。
相場を読むことができないため、利確のタイミングや現金と株と投資信託の比率をどのようにしたらよいか正解がないため何を判断基準にしたらよいか迷っています。」
ファイナンシャルプランナーによる回答
30代の平均貯金額は515万円程度と言われています。
参考:https://okane-kenko.jp/media/30s-saving/
質問者さんは33歳で平均の約10倍の5,000万円の資産をお持ちです。
毎月20万円の積立のみではなかなかこの額まで達するのは難しいので、早くから積極的な投資をしておられたか、奥様も働いていての世帯での総資産額になるのかなと推測しています。
資産が多くなると、扱いに不安を感じるものです。気持ちの良い資産配分を知ってお金に関する不安と上手く付き合っていきましょう。
株や投資信託を現金化するタイミングは『お金が必要なとき』
質問者さんは、投資信託を積み立てしていて、それをいつ現金化すれば良いのか悩んでいるのですね。
保有している投資信託を利益確定するタイミングは『お金が必要なとき』です。
質問者さんのおっしゃるように、相場を読むことは金融のプロでもほぼ不可能です。
日々経済に関するニュースをこまめにチェックできたとしても、コロナショックのような予測不可能な事態で株価が3割以上下がるといったことが起きるからです。
参考:https://www.bank-daiwa.co.jp/column/articles/2020/2020_243.html
株価が読めないのであれば、投資したものを現金化タイミングは『お金が必要なときに必要な分を取り崩す』。これが基本姿勢になります。
自分に合った投資割合が分からない!そんな人には『100-年齢』の資産配分がおすすめ
株や投資信託といったリスク資産と、現金などの無リスク資産の割合は『100-年齢』の計算で決めるとよいでしょう。
質問者さんは現在33歳ですので、この方式に当てはめるとリスク資産は67%、無リスク資産は33%となります。
この計算式は、年齢が若いほどリスクに耐える力があるため、リスク資産の割合が多くなるように設計されています。
自分に合った投資割合がわからない場合は、この割合を目安に資産配分を行ってみてください。
参考:https://www.bank-daiwa.co.jp/column/articles/2024/2024_452.html
まとめ
・確実に特をする利益確定のタイミングは誰にも分かりません。『お金が必要なときに必要な分』を取り崩しましょう。
・リスク資産と無リスク資産の割合に悩む人には『100-年齢』の資産配分がおすすめです。
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
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