【リアル給与明細】37歳、介護職の場合
プロフィール
37歳、男性
介護士
▼現状
勤続年数12年。
ボーナスは年間72万円。
労働時間は月168時間、残業は月3時間程度。
【相談内容】業務負担と給料が見合っていません。転職か副業をするべきですか?
解説するのは……
◆ゆきFP
FP1級を持つ元銀行員ライターです。
400世帯以上の資産運用についてご相談を受けていました。 特に、お金の制度をわかりやすく伝えることを得意としています。
現在の職場に不満…。転職か副業をしたほうがいい?
質問者さんは、業務負担のわりにお給料が低いとお悩みのようですね。
結論から申し上げると、転職することをおすすめします。
なぜなら、ご自身の希望に合わない現在の仕事を続けることは、心身ともに負担が大きいからです。
転職活動では、働きやすさにこだわって。
需要が大きく求人数も多い介護業界では、信頼できるエージェントに頼ることが転職成功への近道でしょう。
介護士の中では給与は平均だが、ほかの職種と比較すると低い
介護士の月給は、全産業の平均と比べて低い傾向にあります。
厚生労働省の調査によると、令和4年の介護士全体の平均は月約32万円。
前年と比べて16,550円アップしていますが、全産業の平均である月約39万円と比べると、約7万円程度低いのが現状です。
質問者さんの現在のお給料は、介護士で勤続年数12年の平均給与である約35万円と比較して、それほど変わりません。
しかし、ほかの業界と比較すると、責任や仕事量のわりに給料が低いと感じるかもしれません。
*……参考https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kaigo/jyujisya/22/dl/r04kekka.pdf (p119、p139)
*……参考https://www.keidanren.or.jp/policy/2022/009.pdf
幅広い人事経験をアピール、基本給にはこだわって転職活動
現在のお仕事環境に不満があるのなら、転職をおすすめします。
なぜなら、そのまま続けると精神的にもつらくなり、普段の生活に影響を及ぼすからです。
転職活動では、仕事内容と基本給・手当・残業時間が見合っているかを確認しましょう。
介護士は需要が高く、求人も多い傾向。
希望に合った会社に出会うには、エージェントを利用すると確実でしょう。
本業以外で収入を得る方法もある
すぐに副業に取り組むことは、あまりおすすめしません。
なぜなら、本業に加えて働くことになるので、心身ともに負担も増えてしまうからです。
しかし、個人で稼ぐスキルがつくため、余裕があれば取り組むとよいでしょう。
在宅ワークやWEBライターなら、身体的な負担は少なく、ご自身の経験や知識も活かせますよ。
また、家事代行は現在のお仕事と通じる部分もあり、登録制であれば仕事量も調整しやすいですね。
まとめ
・転職がおすすめ。転職活動では、仕事内容と基本給や手当などのバランスを重視して。
・余裕ができたら副業も◎身体的な負担の少ないものや経験を活かせるお仕事を選んで。
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