【リアル給与明細】54歳、事務職。勤続32年にしては低すぎませんか?

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読者から寄せられたリアルな給与明細を大公開。質問内容から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【54歳 経理事務】

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sino
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2024.04.03

【リアル給与明細】54歳、経理事務の場合

経理事務明細

プロフィール

54歳、女性
建設業経理事務

▼現状
現在の仕事に就いて32年目。
労働時間は月180時間、残業は月30時間程度。
ボーナスは年150万円程度。

【相談】お給料額と業務内容には満足していますが、長く勤めて現在のお給料額は妥当な金額でしょうか?

解説するのは……

 

◆sino

ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。

今のお給料は適正価格?

質問者さんは、長くお勤めになっている会社でのお給料額が適正金額かを知りたいのですね。

質問者さんの現在のお給料は、残業代を入れて月額約33万円。これにボーナスの150万円を加味すると、現在の年収は546万円となります。

50代の経理職の給与額は約600万円といわれていますが、これは男性経理職も含めた数字です。
経理事務職のお給料は、男性に比べて女性は約40万円ほど低くなる傾向があります

*……参考https://synca.net/articles/knowledges/hi9Dk2u_43Qg1F8G7qzq9w

このことから、50代経理職女性の平均年収は約560万円と考えられます

質問者さんのお給料は平均給与額より低めではありますが、お給料の男女差を加味するとおおよそ平均的な金額と言えそうですね。

1つの会社で長く働くメリット

質問者さんは1つの会社に長くお勤めです。

自分を高く買ってくれる会社に転職することは効率よく年収を上げるのに適していますが、1つの会社で長く働くことにもメリットはたくさんあります。

長く勤めることでその会社の仕組みや文化を理解でき、仕事をスムーズに進められます
転職すると、その会社に馴染むのに時間がかかりますよね。
これは時間のロスとも言え、『職場に馴染む』というプロセスはかなりの高ストレスです。

また、安定した収入や福利厚生を得られる点も大きなメリットです
退職金が出る会社であれあば、勤続年数によってもらえる退職金が増えます。

同じ会社で長く働くことには、マンネリ化や職場の人間関係の問題などのデメリットもあります。
しかし、それらを乗り越えることで得られるメリットは大きいと言えるでしょう。

まとめ

・質問者さんの現在のお給料はやや低めですが、男女差を加味すれば適正額。

・1つの会社に長く勤めるメリットは大きい。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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