【リアル家計簿】32歳・28歳の夫婦の場合
家族構成
夫……32歳 主任クラス
妻……28歳 正社員
の2人暮らし
▼現状
夫婦ともに転職して1年未満。
妻は妊娠中で、出産後は時短勤務で働く予定。
【相談内容】今後子どもが産まれると、私(妻)が時短勤務になり収入がかなり不安定になります。子どものために貯金をしたいと思っているのですが、貯金にまわせるお金を作れるのか不安です……
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
将来のお金の見通しが立たないときは?
質問者さんは、将来のお金の見通しが立たなくて不安を感じているのですね。
将来のお金に対する漠然とした不安があるときは、まずは『最低限いくらあれば生活できるのか』を把握すると良いでしょう。
1ヶ月だけで良いので、生活していくのに最低限必要なものだけにお金を使って生活してみてください。
その1ヶ月は、贅沢な食事や娯楽への出費はしません。
そうすることで、質問者さんご夫婦が『最低でもこれだけあれば生活できる』という最低生活費が分かります。
一切娯楽のない生活をずっと続ける必要はありませんが、「最低限これだけあれば生活できる」という額を把握することで「娯楽費をいくら削れば◯◯円貯金できる」「妻の収入は◯◯万円まで減っても最低限の生活はできる」とわかり、具体的な対策を考えられます。
漠然とした不安があるときは、家計が漠然となってしまっているとき。
生活に必要なお金をクリアにすることで、将来の不安を『見える化』しましょう。
お金の『貯めどき』と『減りどき』を知って乗り切ろう
お金には『貯めどき』と『減りどき』があります。
質問者さんは、現在出産を控えています。
出産前から子どもに手がかからなくなるまでの期間は、子どもに手を取られて仕事ができないうえ育児にお金がかかる、お金の減りどきです。
しかし、子どもが幼稚園や小学校に通うなどして少しでも手がかからなくなれば、今度はお金の貯めどきがやってきます。
人生はライフイベントごとに『貯めどき』と『減りどき』が交互に訪れます。
貯めどきにしっかり節約してお金を貯めて、減りどきには貯めどきに貯めたお金を上手に使う。
このサイクルを上手にまわせるようになれば、お金の不安を減らせますよ。
まとめ
・お金の漠然とした不安は、漠然とした家計管理のせい。
・最低生活費を知って、漠然とした不安を取り除いて。
・お金には『貯めどき』と『減りどき』があります。長い目でお金の流れを見ていきましょう。
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