手取り46万円、5人暮らしの【リアル家計簿】毎月6万円の貯蓄って少ない?

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読者から寄せられたリアルな家計簿を大公開。家計簿の収入と支出の内訳から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【31歳の夫婦】

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sino
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2024.03.08

【リアル家計簿】31歳の夫婦の場合

家計簿

家族構成

夫……31歳 小学校教諭
妻……31歳 地方信用金庫リーダー
子ども……4歳、1歳、0歳

の5人暮らし

【相談内容】貯蓄を増やしたいです。主に税金や保険(掛け捨て)はボーナスから出しています。月々の保険料はドル建てなどの貯蓄用に掛けています。

解説するのは……

 

◆sino

ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。

まずは保険の見直しを

質問者さんは月々の保険料32,500円はドル建て保険に掛けているとのことですが、まずはこれはカットしましょう

質問者さんはすでに掛け捨て保険に加入しているので、ドル建て保険は不要です。

日本の銀行にお金を預けても利息がほとんどつかないことから、ドル建て保険商品に掛けている方は多いと思います。

しかし、ドル建て保険は手数料が高く、受け取る際に思っていたほどお金が増えていないもの。
受け取り時に円安になっているか円高になっているかで保険金が変わる為替リスクも背負わなければなりません。
そのときの為替レートによっては、元本割れリスクもあります。

質問者さんがお金を増やしたいと思ってドル建て保険に掛けているのであれば、高額な手数料を支払わなくても良い優良な投資信託を買った方がぐっとお金を増やしやすくなりますよ。

本当に必要な民間保険はこの3つ

「そうは言っても保険は必要でしょう?」と思いますよね。
では本当に必要な保険とは一体なんでしょうか。

質問者さんに必要な民間保険は、

  1. 掛け捨ての死亡保険
  2. 火災保険
  3. 対人対物無制限の自動車損害保険

の3つです。

掛け捨ての死亡保険は、お子さん3人が成人するまでの間に両親のどちらかが死亡してしまった場合に足りなくなる養育費を計算し、その金額だけ掛ければ充分です。

自宅が持ち家であれば火災保険にも加入しましょう。
年間3,000円程度の保険料で、掛け金に見合うリターンを得られます。

車をお持ちのようですので、対人対物無制限の自動車損害保険も必須ですね。

基本的なリスクには公的保険で備え、公的保険ではカバーしきれない大きなリスクにだけ民間保険を掛けるようにしましょう。

sino's アンサー『不要な保険を見直して必要なものだけに絞って』

今回の節約ポイントは『不要な保険を見直して必要なものだけに絞って』です。

貯蓄性のある保険は、手数料が高いものがほとんど。

保険は必要なものにだけ入り、増やしたいお金は貯蓄性型保険ではなくNISAやiDeCoなどを使って優良な投資信託で伸ばすようにしましょう

不要な保険に掛けていた分を貯蓄や投資にまわすことで、かしこく貯蓄額アップを目指したいですね。

まとめ

・貯蓄性のある保険は手数料が高い!お金を増やしたければNISAやiDeCoを使って優良な投資商品を購入して。

・必要な民間保険は3つのみ。基本的なリスクには公的保険で備えよう。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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