袋入りの豆苗とプレートにのった豆苗

<豆苗>誰でも♪再生栽培の失敗しないコツを伝授【管理栄養士直伝】

Gourmet / Recipe

豆苗は緑黄色野菜でありながら、豆類の特徴も併せもった栄養価の高い野菜です。
さらに葉と茎を切り取ったあとの根を水に浸し、再生栽培ができることも嬉しいポイント。豆苗の再生栽培はとても手軽でお得なため、おすすめなキッチン菜園の一つです。
今回は、豆苗の再生栽培で早く美味しく収穫できる簡単なコツをご紹介します。

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yuki
yuki
2024.04.02

豆苗の栄養

プレートにのった豆苗

豆苗はえんどう豆が発芽した新芽(スプラウト)で、緑黄色野菜の一つです。
ビタミンAやビタミンK、葉酸、ビタミンCが豊富に含まれています。

さらにほかの緑黄色野菜(ほうれん草や小松菜、にんじん等)に比べて、豆類に豊富なたんぱく質やビタミンB1などのビタミンB群も多く含まれているんです。

緑黄色野菜と豆類の特徴を併せ持っていて、お得に感じますよね。

豆苗の再生栽培▶ポイント①切る長さ

豆苗再生栽培 切る位置 印付き

豆苗には脇芽と呼ばれる新たに芽が出てくる成長点が2か所あります。
そのため、脇芽を1つでも落として切断してしまうと、新たに成長できなかったり成長に時間がかかったりすることに……。
一方で脇芽を2つ残して切断すると、成長スピードが速く、通常より早く収穫できますよ。

画像のように、脇芽①の上で切断するようにしましょう。

豆苗の再生栽培▶ポイント②栽培の場所

豆苗再生栽培 日当たりのいい窓のそば

豆苗の再生栽培をするときにおすすめの置き場所は、やはり「日当たりのいい窓のそば」。
日光を十分に得られるため、成長が良く、風当たりが良いためカビができにくくおすすめの場所です。

ベランダなど外に置くと収穫量が増えるようですが、天気に左右されたり強風にさらされたりすることがあり、質にバラつきがみられるようです。

豆苗再生栽培 窓のない室内

一方でキッチンなど窓のない室内に置いておくと、成長に必要な日光を得られません。
成長のバランスが悪くなってしまいます。

豆苗再生栽培 1週間後 比較

画像左は「日当たりの良い窓のそば」で再生栽培した豆苗。
写真右は「窓のない室内」で栽培した豆苗の1週間後の状態です。

窓のそばで育てた豆苗は緑が濃く、茎もしっかりしていましたが、室内で育てた豆苗は色が薄く、全体的に細長くなりました。

豆苗の再生栽培はポイントを押さえて早く美味しく収穫しよう

豆苗再生栽培 1週間後 日当たりのいい窓のそば

豆苗の再生栽培は「脇芽を2つ残して切断」し、「日当たりのいい窓のそば」で栽培することがおすすめ。その他には「水を毎日取り換える(夏場は1日2回がおすすめ)」「再生栽培は2回まで」「カビが生えたら捨てる」など衛生面にも注意が必要です。
気温や湿度が高い日は特に豆が腐ったり、カビや藻が生えたりなどトラブルが発生しがち。気を付けながら豆苗の再生栽培を楽しみましょう♪
参考:村上農園 豆苗研究会 育々研究室

ライター・管理栄養士yuki

◆ライター / yuki

管理栄養士。
大学院修士課程修了後、薬局の管理栄養士として栄養指導や相談、栄養・運動講座、レシピ作成、健康食品や化粧品の販売などに携わる。
現在は2児の子育てをしながら在宅でフリーの管理栄養士として活動中。食や美容に関する記事の執筆や監修などを行っている。
薬膳にも興味があり、薬膳調整師の資格を取得。食を通じて健康な身体づくりをモットーに日々知識をアップデートしている。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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