豆苗の栄養
豆苗はえんどう豆が発芽した新芽(スプラウト)で、緑黄色野菜の一つです。
ビタミンAやビタミンK、葉酸、ビタミンCが豊富に含まれています。
さらにほかの緑黄色野菜(ほうれん草や小松菜、にんじん等)に比べて、豆類に豊富なたんぱく質やビタミンB1などのビタミンB群も多く含まれているんです。
緑黄色野菜と豆類の特徴を併せ持っていて、お得に感じますよね。
豆苗の再生栽培▶ポイント①切る長さ
豆苗には脇芽と呼ばれる新たに芽が出てくる成長点が2か所あります。
そのため、脇芽を1つでも落として切断してしまうと、新たに成長できなかったり成長に時間がかかったりすることに……。
一方で脇芽を2つ残して切断すると、成長スピードが速く、通常より早く収穫できますよ。
画像のように、脇芽①の上で切断するようにしましょう。
豆苗の再生栽培▶ポイント②栽培の場所
豆苗の再生栽培をするときにおすすめの置き場所は、やはり「日当たりのいい窓のそば」。
日光を十分に得られるため、成長が良く、風当たりが良いためカビができにくくおすすめの場所です。
ベランダなど外に置くと収穫量が増えるようですが、天気に左右されたり強風にさらされたりすることがあり、質にバラつきがみられるようです。
一方でキッチンなど窓のない室内に置いておくと、成長に必要な日光を得られません。
成長のバランスが悪くなってしまいます。
画像左は「日当たりの良い窓のそば」で再生栽培した豆苗。
写真右は「窓のない室内」で栽培した豆苗の1週間後の状態です。
窓のそばで育てた豆苗は緑が濃く、茎もしっかりしていましたが、室内で育てた豆苗は色が薄く、全体的に細長くなりました。
豆苗の再生栽培はポイントを押さえて早く美味しく収穫しよう
豆苗の再生栽培は「脇芽を2つ残して切断」し、「日当たりのいい窓のそば」で栽培することがおすすめ。その他には「水を毎日取り換える(夏場は1日2回がおすすめ)」「再生栽培は2回まで」「カビが生えたら捨てる」など衛生面にも注意が必要です。
気温や湿度が高い日は特に豆が腐ったり、カビや藻が生えたりなどトラブルが発生しがち。気を付けながら豆苗の再生栽培を楽しみましょう♪
参考:村上農園 豆苗研究会 育々研究室
◆ライター / yuki
管理栄養士。
大学院修士課程修了後、薬局の管理栄養士として栄養指導や相談、栄養・運動講座、レシピ作成、健康食品や化粧品の販売などに携わる。
現在は2児の子育てをしながら在宅でフリーの管理栄養士として活動中。食や美容に関する記事の執筆や監修などを行っている。
薬膳にも興味があり、薬膳調整師の資格を取得。食を通じて健康な身体づくりをモットーに日々知識をアップデートしている。
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