沖縄に台風がくる時期はいつ?ベストな時期は?
まずは、沖縄に台風がくる時期と、旅行に最適な時期をチェックしてみましょう。
過去のデータでは沖縄に台風がくる時期は7〜9月
(出典:気象庁ホームページ「沖縄地方への接近数」)
これは、過去10年の「沖縄に台風が接近した回数」をまとめたデータです。
これを見ると、5月〜11月が台風の接近する時期となっています。そして、7月〜9月に接近することが多く、月に2〜4回ほど台風が来ていることがわかりますね。
※接近は2ヶ月にまたがる場合があり、各月の接近数の合計と年間の接近数とは必ずしも一致しません。
沖縄旅行におすすめの時期
このデータを踏まえて、沖縄旅行をするのにベストな時期は以下のようになります。
「やっぱり夏がいい」なら7月
沖縄のベストシーズンはやっぱり夏です。でも、台風の可能性も高め。それでも夏の沖縄に行きたい方は、7月に検討してはいかがでしょうか。
7月に台風が接近する確率は、8月・9月に比べると低い傾向にあります。
でも、この時期は沖縄に限らず台風シーズンです。予約の時点で判断することは難しいといえるでしょう。
「絶対に台風は避けたい」なら12月〜4月
「せっかくの旅行だから、絶対に台風は避けたい!」という方におすすめの時期は、12月〜4月。この時期に台風が発生することはありません。
台風だけを考えると5月・6月も良さそうですが、この時期沖縄は梅雨。旅行中に全部雨だったなんて悲しいこともあり得ます。
【出発前】沖縄に台風が接近しているときの対処法
もうすぐ沖縄旅行へ出発するのに、台風が近づいている……
まずはそんなときの対処方法をご紹介します。
まずは台風の予想進路をチェック
沖縄に出発する数日前に台風が発生したら、まずはその予想進路や大きさなどをチェックしましょう。ニュースから判断するのは難しいですが、思っているよりそれることもあります。
また、離島には行けなさそうだけど、本島への影響は少ないかもしれません。
帰る日の予想進路のチェックも忘れずにしておくと、さまざまな事態を想定しておくことができますよ。
沖縄に台風が上陸・直撃する場合
台風が沖縄に直撃する場合、飛行機も観光施設もストップする可能性が高いです。そのため、旅行の延期や中止を検討するのがおすすめ。
もし飛行機が飛んでも、着陸できず引き返す・着陸できても現地は大荒れで何もできない、という恐れがあります。
沖縄の西側を通過する場合
沖縄の西側を通過する台風は、風がかなり強いです。
直撃する場合と同様に、旅行の延期を検討するほうが良いかもしれません。
沖縄の東側を通過する場合
東側を通過する場合、風は比較的弱めです。進路が右にそれて、暴風圏内に入らなければ、影響は少ないでしょう。
飛行機の離着陸もできる可能性が高いので、沖縄に行けないことはなさそうです。
でも、現地では雨が降っているかもしれないことは、頭に入れておきましょう。
ツアーの場合は旅行会社の指示を仰ぐ
旅行会社のツアーを申し込んでいた場合、まずは連絡して指示を仰ぎましょう。旅行会社でも対応を協議しているはずです。
このときにキャンセル規定も確認しておくと、万が一変更やキャンセルになってしまったときも安心です。
個人手配なら航空会社に確認
個人旅行の場合は、すべて自分で判断しなければいけません。
まずは搭乗予定の便が「変更対象便」になっているかをチェックしましょう。便の変更やキャンセルの手数料が不要になる場合があります。
航空券だけでなく、ホテルやアクティビティなどのキャンセル規定も確認しておいてくださいね。
【出発当日】沖縄に台風が接近しているときの対処法
出発当日に対応が決まっていない場合は、どうすればよいのでしょうか。
旅行会社・航空会社に確認
家を出発する前に旅行会社が営業していれば、電話をして指示を仰ぎましょう。
でも飛行機の欠航が決まっていなければ、ひとまずは空港へ向かうように指示されることがほとんどです。
航空会社のホームページなどで、最新の情報もチェックしてください。
いったん空港へ向かう
天候を理由に飛行機が欠航になる確率は、実は1〜2%ほど。
出発時間のギリギリまで検討することが多いので、欠航を発表していない限りはいったん空港へ向かいましょう。
個人で「飛ばないだろう」と判断して空港に行かなかったのに予定通りに出発できたら、キャンセル料が発生したり、払い戻しがされなかったりします。
午前中の便が午後に変更になったり、航空会社によっては運行したりするので、空港で対応を考えるようにすると良いでしょう。
フライトが遅延・欠航になった場合
フライトが欠航になった場合、便の振替か払い戻しの対応になります。その場合の手数料は不要です。
もし後日の便に振替になっても、その間の宿泊費・交通費などは負担してもらえないので注意が必要です。
また、フライトが欠航になったら、パッケージツアーも中止になります。この場合も手数料なしでキャンセルができ、支払い済みの代金も返却されることがほとんどでしょう。
手続きの方法などは、旅行会社に確認してくださいね。
【沖縄に滞在中】に台風が来た場合の過ごし方
沖縄に滞在中に台風が来てしまうこともありますね。その場合の過ごし方をご紹介します。
外出・移動は控える
もし台風が沖縄へ上陸したら、規模にもよりますが多くの場合は大荒れになります。
マリンスポーツは残念ながらできませんし、観光施設もクローズになるでしょう。また暴風警報が発令されたら、公共交通機関は運休となります。
もしレンタカーで外出して、事故を起こしてしまったり、飛んできたもので車が破損したりしてしまっては最悪です。
沖縄の台風は風が強く危険なので、外出や移動は控えてくださいね。
ホテル内で楽しむ
多くのリゾートホテルでは、プールやスパなどの屋内施設があります。滞在中に台風が来てしまったら、ホテル内で楽しみましょう。
台風や大雨といった事態に備え、予約する段階で設備が充実したホテルを選んでおくと安心です。
ホテルや民宿などでゆっくりと過ごすのも、贅沢な時間ですよ。
風が弱めなら屋内施設で楽しむ
雨が降っているけど風は弱めという状態であれば、観光施設もオープンしていることが多いでしょう。
移動には気を付けながら、屋内で楽しめる観光施設に出かけてみると◎
何かあると困るので、レンタカーではなく公共交通機関やタクシーを利用してくださいね。
【沖縄から帰る日】に台風が来たときの対処法
楽しかった沖縄旅行の最終日。あとはもう帰宅するだけなのに、台風接近のニュースがあったら、どのように対処すればよいのでしょうか。
まずは飛行機が予定通り飛ぶか確認
飛行機の運行状況は、直前で変わることもあります。空港へ行く前に、最新の運行状況をチェックしましょう。
また台風を見越して、帰る日を早めるという判断をすることもあるでしょう。その場合は、ホテルやアクティビティなどのキャンセルも忘れずにしてくださいね。
フライトが欠航になった場合
欠航が発表されたら、空席待ちの手続きをしましょう。この手続きをした順番で飛行機に乗ることができるので、できるだけ早めに行なってください。
また、その日のうちには飛行機が飛べないことも多いです。その場合、宿泊先を探す必要があります。
泊まっていたホテルなどに延泊できるか相談したり、新たに宿泊先を探したり、という対応になるでしょう。
空港から近い那覇市内のホテルはすぐに満室になってしまうので、迅速に判断してくださいね。
とにかく早めに情報を入手して行動する
旅行の最終日付近に台風が来ることがわかったら、とにかく早めに最新の情報を入手することが大切です。そうすることで、冷静に判断して行動することができるでしょう。
事前にあらゆる事態を想定して対応を考えておき、素早く行動できるようにしておくことをおすすめします。
沖縄旅行で台風が来ても慌てず対処すればOK
沖縄に限らず、せっかくの旅行で台風が来たら悲しいですよね。でも慌てずに対処すれば、最悪の事態を回避できます。
ぜひこの記事を参考にして、台風が来ても冷静に判断してくださいね。
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