優秀な子が育つ!「玄冶店濱田家」女将の〈仕事&子育て両立術〉後編

優秀な子が育つ!「玄冶店濱田家」女将の〈仕事&子育て両立術〉後編

Baby&Kids / Life style

創業100年を超える老舗料亭でミシュランの星も獲得されている「玄冶店 濱田家(げんやだなはまだや)」の女将、三田啓子(みたけいこ)さん。私生活では、3人の優秀なお子さんを育て上げた素晴らしき母です。

後編では、玄冶店 濱田家の女将である三田さんが、実際に体験した仕事と子育てでの“トラブル”や“ピンチ”をどう乗り越えたのか、お子さんにされていた教育法について、お伝えします。

【三田啓子(みた けいこ)さんのプロフィール】
福岡県福岡市博多区生まれ。青山学院短期大学卒業。
日本航空(JAL)に入社後、結婚して、大正元年創業の「玄冶店 濱田家」の女将に。
大手企業で働く3人の優秀なお子さんを育てた偉大なる母でもある。

― 広告 ―
4yuuu公式
4yuuu公式
2016.04.10

「玄冶店 濱田家」女将が教える!トラブルやピンチは〈自分の成長に繋がる〉

子育てをしていく中で、誰にでもトラブルやピンチは訪れますよね。三田さんは、どのようなトラブルを経験し、どのように切り抜けたのでしょうか。

「実は、過去にママ友に無視された経験があります。私は、どうしたらキレイになれるのか、どうしたら体型をキープできるのかなど、美容についてはアンテナを張り巡らせ、ママ友から美容情報を聞いたりします。

ちょっとでも相手の方に変化があると、『痩せました?何されてるの?』とキレイの秘訣が知りたくなるのです。

それが災いして、〈痩せた=病気〉と相手に思わせてしまい、『あなたに痩せたと言われたので、心配になって病院で検査までしたんですから!』と怒らせてしまったことがありました。

何気なく言ったことがきっかけで、相手を傷つけてしまい、無視されてしまったのです。コミュニケーションについても、考えさせられましたね。

また、その当時、仲が良かったママ友がいましたが、お受験の志望校に一緒に受からなかった事が原因で疎遠になってしまったりと、トラブルがあり、落胆することもありました。

しかし、ママ友の関係も仕事も、悩みは全て自分の糧であると思い、マインドを切り替え、トラブルを乗り越えてきました。

色々な経験のおかげで、本当に価値観の合う素敵なママ友たちと出逢えて、ママ友の協力なしには、働くことも子育てもうまくはいかなかったと、今は感じています。

何かトラブルやピンチがあっても、一度反省し、〈自分の成長に繋がる〉とプラスに考え、乗り越えていきます。色々な意見があった方が自分が成長でき、自分の身になりますからね。」

「玄冶店 濱田家」女将が教える!教育法や子どもの習い事について

続いては、優秀な3人のお子さんを育て上げた三田さんに、教育法や子どもの習い事についてお伺いしました。

「女将の仕事は、夜働くことが多く、日中はお稽古事に連れていくことができました。女の子は日本舞踊、男の子は剣道。他にも、書道、ピアノ、リトミック、絵画教室、そして受験のためのお教室は週3で通っていましたね。

日中の仕事の時は、ママ友が子どものお教室の送り迎えをしてくれることもあり、お互いに助け合ったからこそ、全てのお教室に通うことができました。本当に感謝しています。

子どもの教育に良いと思うものは、全てトライさせてみました。子どものやる気の問題もあり、全て続けることはできませんでしたが、その中でも、日本舞踊は長い間続けていましたね。娘たちにとって、日本舞踊の先生が“第二の母”のような存在になったことは、一生の宝です。

そして、お受験は正直大変でしたが、大人になってから言われた『青山学院に入れて貰えて良かった!』という言葉は、本当に嬉しかったです。

今となっては楽しい思い出話のひとつですが、その当時、お受験の事で頭がいっぱいで、周りの方からも険しい顔になっていることを心配されるくらい、必死でした。(笑)私は、顔に出しているつもりは全くありませんでしたけどね……。

お受験を無事終えた時、働きながらも、子どもに一生懸命色々な事をやらせて、本当に良かったと思えた瞬間でした。」

「玄冶店 濱田家」女将から、頑張っているママさんへのメッセージ♡

最後に三田さんから、今、子育てや仕事を頑張っているママさんに、メッセージをいただきました。

「まず1つ目は『自分を信じて生きる!』ということです。

働き方、そして子育てに正解はありません。自分でできる範囲で、無理せずやりましょう!自分の信じる道を進めば、振り返ったとき、必ず楽しかったと思えるはずです。

2つ目は『子どもは親の背中を見て育つ!』ということ。

仕事をしているからこそ、その頑張っている母親の姿を、お子さんはしっかりみています。頑張っていたら、感謝を忘れない、両親を尊敬する子が育ちます。

3つ目は『周りに頼る』こと。

私も、たくさんの方々に支えられて、今があります。一人で頑張らず、周りに頼り、お互いに支えながら生きていくことも大切ですよ。」

頑張っているママへのご褒美は「玄冶店 濱田家」で贅沢ランチを♡

優秀な子どもを育て上げた三田啓子さんが女将をされている、創業100年を越える老舗料亭「玄冶店 濱田家 (げんやだなはまだや)」。高級料亭として名高く、一歩足を踏み入れた瞬間から、「非日常」が味わえる空間です。

ミシュランの星も獲得されている、日本が誇るべき四季を五感で感じるもてなしの「お料理」、季節ごとに趣を変える「しつらえ(調度類を配置し、室内の装飾を整えること)」、そして温かく心地の良い日本のこころを感じることができる「最高のもてなし」。

一品に宿るこだわりは、食材や調理ばかりか、器にまで行き届いています。完成されたもてなしによる至福のひとときを、頑張っているママの皆さんに、ぜひ体感していただきたいです。

お昼であれば、全席個室でお子様連れも可能です。頑張っているママ、そして支えてくれている家族を誘って、贅沢ランチを堪能してみてはいかがでしょうか。

〈昼の部〉
■お一人様 ¥16,500/¥27,500 (別途サービス料15%)

玄冶店 濱田家 (げんやだなはまだや)

いかがでしたか?

前編&後編にわたり「玄冶店 濱田家」の女将である三田さんのリアルな子育てと仕事について迫りました!

母として、女将として、子育てと仕事を両立され、大正元年創業から現在まで続く「玄冶店 濱田家」の伝統を守り続けていらっしゃる三田さんは、時には悩みながらも前向きに、常に向上心高く、一生懸命行動してきたからこそ、子どもたちからも感謝される今があるのではないでしょうか。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

― 広告 ―