タンパク質アレルギーが怖くてあげられない……?
敏感な子は、アレルギーを起こしやすいともいわれるタンパク質。
おそるおそる赤ちゃんに最初の一口をあげた、という方も多いのではないでしょうか。
離乳食では、お粥を食べ始めてから約1ヶ月後が、タンパク質をあげ始める目安ともいわれています。
はじめの頃のお豆腐や白身魚をクリアしても、卵白・卵黄ではアレルギーとなる子も多いため、ついつい食べさせる時期を遅らせているママもいるのではないでしょうか。
タンパク質の役目とは?
タンパク質とは、何種類かのアミノ酸からできているもので、私たちの脳や体を作る栄養素です。
アミノ酸は、体内で生成できるものもいくつかありますが、そのうちの何種類かは、食べ物でしか摂ることのできないものとなっています。
この食べ物から摂る必要があるというアミノ酸が、ご存知の方も多い「必須アミノ酸」です。
今回はこの必須アミノ酸を含み、かつ脂肪分が少なく赤ちゃんが食べやすい食材をご紹介します。
赤ちゃんにオススメのタンパク質を含む食材① 5・6ヶ月〜 大豆食品
赤ちゃんにオススメのタンパク質を含む食材で代表的なものが、大豆食品です。
離乳食をはじめてから、お米や様々な野菜が少しずつ食べられるようになり、胃が食べ物に慣れてきた頃にお豆腐からはじめるのが◎
時期に応じて、納豆や豆乳などにも挑戦してみましょう。
消化吸収がよく、「畑の肉」と言われるくらい良質なタンパク質を多く含む大豆。鉄分やカルシウムも豊富に含まれています。
さらに納豆や豆腐は、調理が楽なうえに、保存可能期間も肉類より長いため、ママの離乳食作りにも嬉しい食材です。
赤ちゃんにオススメのタンパク質を含む食材② 7ヶ月頃〜 ヨーグルト
発酵食品であるヨーグルトは、食べやすく、手軽に摂れるタンパク質の一つ。
赤ちゃんには、低脂肪で砂糖や香料などが無添加のプレーンヨーグルトを選びましょう。
乳酸菌やカルシウムが豊富で、丈夫な骨や歯をつくるのに役立つとともに、発酵食品を食べることで腸内環境を整え、免疫力をアップさせる効果も!
薬を飲めない妊婦さんや赤ちゃんは、ヨーグルトを毎日食べることで免疫を上げることができ、風邪予防にも効果的ですよ。
赤ちゃんにオススメのタンパク質を含む食材③ 8ヶ月頃〜 卵
実は栄養バランスが完璧に近く、とても優秀な食材の卵。
ビタミン・ミネラル・脂質など全てを兼ね備え、特にビタミンA、B2、鉄分が豊富とされています。
卵料理はアレンジもしやすく、食べられるようになると食事のバリエーションが広がりますね。
卵に唯一少し足りないとされるのは、食物繊維とビタミンCです。この2つが豊富なフルーツや野菜を使った一品も、合わせて作るのがオススメです。
ただし、卵はアレルギーの原因にもなりやすい食材。
離乳食に取り入れる時には、焦らず時期を見て、まずは固ゆでの卵黄小さじ1程度からはじめてみましょう。
赤ちゃんにオススメのタンパク質を含む食材④ 9ヶ月頃〜 赤身肉・レバー
母乳に含まれる鉄分が減る6ヶ月頃からは、食事によって積極的に鉄を摂る必要が出てきます。
鉄分が多く含まれる代表的なタンパク質が、牛肉やレバー。
動物性の鉄分は吸収率が高いとされているため、様々な物が食べられるようになったら、脂肪分の低い肉類を取り入れていきましょう。
お肉に挑戦する際は、低脂肪で消化のよいものを選ぶようにします。
鶏ささみ・鶏胸肉・鶏もも肉からはじめ、牛の赤身やレバー、 豚肉へとステップアップしていくことがオススメです。
赤ちゃんにオススメのタンパク質を含む食材⑤ 9ヶ月頃〜 青魚
和食に欠かせない食材で、子どもには積極的に食べさせたい魚類。
良質なタンパク質が豊富であるとともに、旨味たっぷりの海の幸なので、赤ちゃんの食欲をそそります♪
はじめは、脂肪分の少ない白身魚から挑戦し、食べられるようになったらDHAやEPAが豊富な青魚を多く取りいれると◎
脳の神経細胞を活性化させるDHAや、血液をサラサラにするEPAは、体内では生成することができないので、食事から積極的に摂る必要がある栄養素です。
代表的な青魚は、さんまやいわし、あじ、ぶりなど。
さばは、稀に強いアレルギー反応を起こす可能性があるため、注意しながら取り入れましょう。
はじめての離乳食、タンパク質への挑戦は、ママにとって大きな壁でもあります。
しかし、体にとっては大切な栄養素!
赤ちゃんにとって食べやすいタンパク質を、たくさん食事に取り入れていきましょう♪
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