中学生の競争心や順位について
①中学生でも「順位を気にしない」風潮が多い今
小学校や幼稚園でかけっこの順位をつけないようにするなど、教育現場では順位づけを少し避ける風潮にあります。
競争を否定する環境は、不要なストレスやプレッシャーを子どもに与えずに済み、結果よりも過程を重視することができるなど確かにメリットもあります。
とはいえ、中学生になると受験を控えることも多く、あまりにも順位を気にしないでいるのは、ちょっぴり不安が残りますよね。
中学生の競争心や順位について
②中学生になっても順位をぜんぜん気にしない弊害とは?
例えば中学生になっても順位を気にしないで成長し、競争心が極度にない大人になった場合……
「もっと〇〇ができるようになりたい!」
「目標を達成する!」
などの意識が生まれにくく、向上心が低い人間になってしまう可能性があります。
中学生の競争心や順位について
③気にしない?気にする?競争心がありすぎると何が悪いの?
一方で、競争心が強すぎると、周囲を顧みない人間になってしまったり、人間関係にマイナスの影響を与えることも。
とはいえ、頑張った自分を肯定できず、ネガティブな感情にとらわれたり、自分に自信が持てないのも、問題ですよね。
つまり、競争心や順位へのこだわりは、プラスにもマイナスにも働くということなんです。
だからこそ、中学生のうちに順位や競争というものに対して、程良く気にするバランス感覚を身につけることが大切になります。
過度に気にしないのではなく、バランスの良さが大事だということです。
中学生の競争心や順位について
④程良い競争心は、何を生む?
中学生のうちから順位などの結果を参考や目標にしながら、程良い向上心・競争心を持つことは、ライバルや仲間を尊重する気持ちも育むことができます。
誰かが結果を残したときに、素直に「すごいね!」と認めてあげることができる子は、将来円滑な人間関係を築けるようになります。
これは、ママも実体験として感じていることではないでしょうか?
中学生の競争心や順位について
⑤「適度な競争心は人生に役立つ!」と親が示してあげられたらベスト
最後に中学生になった子どもを持つ親として、順位や結果とどう向き合うように育てれば良いのか考えてみましょう。
「負けて悔しい」
「もっとできたはずなのに」
このような感情は、子どもであれば誰もが少しは持つ感情です。
これが競争心の芽となり、成長へとつながるきっかけになります。
だからこそ、親としては、順位を気にしない子どもにハッパをかけるのではなく、競争心を引き出し、成長へとつなげられるようそっと後押しするのが大切。
順位や競争は、相手を蹴落とすためにあるのではなく、自分自身の成長のために不可欠なものだと教えてあげられると良いでしょう!
通知表の5段階評価がなくなるなど、順位を気にしないような教育も増えつつある今。
中学生の子どもにとって、成長のきっかけとなる正しい競争心を芽生えさせるため、親の声がけも大切なのですね!
大人になれば競争しなければいけないシーンもたくさんあるからこそ、子どもの競争心や向上心を引き出せるように、親として見守れると良いですね♡
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。