家庭菜園で失敗しないためのポイント

初めての家庭菜園でまず注目したいのは、野菜の種の大きさ。
種が大きいものほど発芽しやすい特徴があります。
ニンジンのような小さくて薄い種は、発芽させるまでが意外と難しいので、初心者のうちは種が大きめの野菜を選ぶといいでしょう。
そして、その野菜が本来育つ時期に合わせてまくことも大切。
たとえば小松菜の場合、秋にまいて冬に育ち、春に花が咲いて種を落とす……というのが自然なサイクルです。
時期を合わせるだけで、手をかけなくても育ってくれますよ。
初秋にまくなら「ミニ大根」

秋まき野菜の入り口としておすすめなのが、「ミニ大根」です。
種が大きめで発芽しやすく、まいてすぐに芽が出てくるのも◎
普通の大根より短く育つため、土が深くない場所でも育てられます。
まき時は、8月下旬から9月頃。
間引いた葉も食べられるので、収穫までの間も楽しめますよ。
発芽が速くて育てやすい「小松菜」
まいてから数日で芽が出る小松菜は、初めてでも手応えを感じやすい野菜です。
収穫までは、秋まきで50日から70日ほど。
夏まきなら1か月かからずに収穫できます。
ただし、夏まきの場合は、虫がつきやすいのが難点です……。
秋なら虫の数が落ち着き、寒さにあたると甘みが増すともいわれています。
一度植えれば毎年収穫できる「ニラ・青ネギ」

薬味として使える野菜を育てたいなら、ニラと青ネギが手軽です。
どちらも根元を残して刈り取れば、また新しい葉が伸びてきます。
青ネギの場合、スーパーで買ったものの根元を3cmほど残して植えても育つので、種や苗がなくても始められますよ。
香りが強いぶん虫に狙われにくく、ほとんど手をかけずに育ってくれるのが魅力です。
半日陰でも育つ「シソ」

シソは日当たりがそれほどよくない場所でも育ってくれる、頼もしい野菜です。
こぼれ種から自然に芽が出るほど発芽しやすく、一度育てると翌年も生えてくることがあります。
種まきは、4月中旬から6月上旬頃が適期。
9月頃に出てくる花穂も薬味として使えますよ。
水が少なくてもしっかり育つ「ミニトマト」

果菜類を育ててみたいなら、まずはミニトマトから始めてみて!
ミニトマトはもともと乾燥した土地で育つ野菜なので、水が少なくてもたくましく育ちます。
茎から不定根(ふていこん)と呼ばれる根が出るのも特徴で、伸びすぎた脇芽を土に挿しておくと、そのまま根づくことも。
大玉トマトより実が割れにくいのも嬉しいポイントです。
植え付けは春なので、挑戦するなら4月から5月頃がおすすめですよ。
やせた土でも育つ「サツマイモ」
サツマイモは肥料の少ない土でもよく育ちます。
むしろ肥料が多すぎるとつるばかり伸びて、いもが太らないことも。
控えめに育てるくらいがちょうどいいといわれています。
植え付けは5月から6月頃に行いましょう。
収穫の楽しさが大きい「ジャガイモ」

土の中から次々といもが出てくる瞬間は、家庭菜園ならではの喜びです。
種いもから育てるので、芽が出やすいのが特徴。
発芽で失敗する心配が少ない、まさに初心者向けの野菜です。
春植えと秋植えがありますが、初めてなら春植えが◎
2月下旬から3月頃を目安に植え付けてくださいね。
まずは1種類から育ててみて!
初めから何種類も育てようとすると、手が回らなくなってしまいます。夏の終わりから秋にかけて始めるなら、ミニ大根と小松菜が取り組みやすいでしょう。
まずは、気になる野菜1種類から育て始めてみてくださいね。

◆かえ坊
はじめまして、かえ坊です。自然農法を扱う農場で17年間、土と作物に向き合ってきました。とくに好きなのは種のこと。
種袋の前では、播き時期や固定種かどうかを確かめて、気づけばしばらく立ち止まっています◎
植物が芽生えて実り、また種に還るまでの一生を眺めるのが楽しみです。自宅では家族と花の庭や家庭菜園を手がけています。
雑草対策や土づくりなど、現場で確かめたことを初心者さんにも分かりやすくお伝えします♪
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