【健康診断】同じ項目で引っかかる人、絶対見て。結果との向き合い方とは?

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「また今年も同じところで……」
健康診断の結果を見て、そんなため息をついたことはありませんか?
毎年同じ項目で「要経過観察」がつくこと、少なくないはず。
だんだん慣れてしまい、「毎年同じだから大丈夫」と思い込んでしまう方も多いかもしれません……。
今回は、薬剤師の視点から、毎年の健診結果との向き合い方についてご紹介します。

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矢田久人
矢田久人
2026.08.08

「経過観察」は「問題なし」ではありません

胸を押さえる女性出典:stock.adobe.com

要経過観察や要再検査は、あくまで「今後の変化を見ていきましょう」という意味。
「今は問題ない」というお墨付きではないのです!

数値が毎年同じように見えても、実は少しずつ悪化していたり、体の中で変化が進んでいたりすることもあります。
自覚症状がないからといって安心できるとは限らないのが、こうした数値の怖いところ。

厚生労働省調査によると、健康診断を受けた方のうち、約6割が何らかの項目で所見ありと判定されているといわれています。
決して珍しいことではなく、多くの方が同じような結果を受け取っているんです……。

だからこそ、みんな同じだから大丈夫と油断せず、ひとつひとつの数値と向き合っていくことが大切です。

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放置しているとどうなる……?

居酒屋で乾杯をする男女出典:stock.adobe.com

たとえば、コレステロールの数値や血圧が高い状態が続くと、血管への負担が積み重なっていきます。

肝機能の数値(γ-GTPなど)は、日々の食事やお酒の量を映す鏡のようなもの。
血糖値についても、自覚症状がないまま進行しやすいことが知られています。

数値を指摘されているときは、体からの大切なサインなのかもしれません。

「毎年同じだから」と繰り返し放置していると、数年後にまとめて数値が悪化していたというケースも……。
ちょっとした変化は自分では気づきにくいからこそ、健診結果を毎年きちんと見比べておくことが大切です!

女性は更年期を境に数値が変わりやすい!

こうした数値の変化には、女性ならではの理由が関わっていることも。

女性ホルモンには、コレステロール値や血圧を安定させる働きがあるといわれています。
そのため、更年期を迎えてエストロゲンが減少すると、これまで正常だった数値が急に上がりやすいんです。

「若い頃は健診で何もいわれなかったのに……」という方も少なくありません。

これは決して珍しいことではなく、女性のからだの変化として自然な一面でもあります。
だからこそ、毎年同じ項目だからと流さずに、更年期世代からは健診結果と向き合う習慣を大切にしたいですね♪

なんで放置してしまうの……?

スマホを見てくつろぐ女性出典:stock.adobe.com

そもそも自覚症状がないことが、放置の一番の理由かもしれません。

体調に変わりがないと、数値の異常も「まだ大丈夫」と感じてしまいがち。
忙しさを理由に再検査を後回しにしてしまう気持ちも重なり、「本当に問題があれば病院から連絡が来る」と考えてしまう方も多いかもしれませんね……。

しかし、健診結果の通知だけでは、そのときの緊急性まで伝わりにくいことも。
数値の意味や今後のリスクについては、自分から相談しに行くことで、初めて詳しく知ることができるケースも多いんです!

また、「毎年同じ項目だから、いつもと変わらないだろう」という思い込みも、放置につながりやすい要因のひとつ。
実際には、基準値からの離れ具合が少しずつ大きくなっていることもあり、比較してはじめて気づくことも少なくありません。

今日からできる、次の健診までの過ごし方♪

ウォーキングをする女性出典:stock.adobe.com

まずは、健診結果をもう一度きちんと見直してみることが、大切な一歩です。
そのうえで、気になる点があれば専門家に相談し、必要であれば再検査を受けることも◎

数値の見方がよくわからないときは、健診結果を持参して薬局で相談してみるのもおすすめ♪
実際に「これって大丈夫?」とご相談いただくことも多く、数値の意味を知るだけで安心できたり、「早めに受診しよう」と行動につながったりすることも少なくありません。

あわせて、食事の塩分や糖分を控えめにする、適度に体を動かす習慣をつけるなど、生活習慣を少し見直すことも役立つといわれています。

睡眠不足や過度なストレスも、数値に影響することがあるため、日々のコンディションを整えることも意識してみてくださいね♡

「そのうち」を「今」に変えてみませんか?

肩を気にする女性出典:stock.adobe.com

毎年同じ項目に引っかかっていると、つい「そのうち何とかしよう」と思ってしまいがち。でも、「そのうち」の間に、体の内側では静かに変化が進んでいるかもしれません……。
まずは健診結果を見直すことから、少しずつ体と向き合う時間をつくってみてくださいね♪

矢田久人

◆矢田久人

薬剤師として21年、現在も現場に立ちながら、医療・健康分野を中心に執筆しているWebライターです。

精神科・整形外科の門前薬局で管理薬剤師を務めるほか、内科や小児科、皮膚科など幅広い診療科の患者さんと向き合ってきました。
ドラッグストアや認定こども園の学校薬剤師としての経験もあり、お子さんから高齢の方まで、さまざまな世代の健康に関わっています。

日々多くの患者さんと接するなかで、薬や数値だけでなく、その方の暮らしや心の状態にも目を向けることを大切にしています。
健康は、毎日の生活と深く結びついているものなのだと思います。
こうした現場での気づきを、なるべくやさしい言葉でお届けするのが私のスタイルです。

オフの日は、10年以上続けているサーフィンが何よりの楽しみ。
波と向き合う時間が、心と体を整えてくれています。
心と体の声に耳を傾ける感覚も大切にしながら、読んでくださる方の毎日に寄り添える情報を発信していきたいと思っています。

 

監修◆原田ゆうか

理学療法士免許取得後、総合病院や整形外科クリニックでリハビリ業務に携わる。2023年よりWebライターとしても活動をスタート。医療・健康・介護・美容分野の記事執筆を中心に活動中。
記事を読んだ方が、からだに関する情報を正しく理解し、明日からの行動を変える後押しができるような文章を心がけています♪

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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矢田久人

薬剤師として21年、現在も現場に立ちながら、医療・健康分野を中心に執筆しているWebライターです。

精神科・整形外科の門前薬局で管理薬剤師を務めるほか、内科や小児科、皮膚科など幅広い診療科の患者さんと向き合ってきました。
ドラッグストアや認定こども園の学校薬剤師としての経験もあり、お子さんから高齢の方まで、さまざまな世代の健康に関わっています。

日々多くの患者さんと接するなかで、薬や数値だけでなく、その方の暮らしや心の状態にも目を向けることを大切にしています。
健康は、毎日の生活と深く結びついているものなのだと思います。
こうした現場での気づきを、なるべくやさしい言葉でお届けするのが私のスタイルです。

オフの日は、10年以上続けているサーフィンが何よりの楽しみ。
波と向き合う時間が、心と体を整えてくれています。
心と体の声に耳を傾ける感覚も大切にしながら、読んでくださる方の毎日に寄り添える情報を発信していきたいと思っています。