【リアル給与明細】45歳、 嘱託職員の場合
プロフィール
45歳、女性
保険業(嘱託職員)
▼現状
労働時間:月112時間(残業6時間)
ボーナス:年間34万円
年収:250万円
家族構成:夫(40代会社員)、子1人(中学生)、父母(70代)、大伯母(90代)
世帯年収:1,250万円
【相談内容】社員と全く同じ仕事なのに嘱託のため給与が低いです。いくらお金があっても老後暮らせないのではないかと不安です。
解説するのは……
◆綾瀬わか
AFPライター。元中学校・高校の国語教員。
資産形成や社会保険、教育等に関するお悩みを解決するお手伝いをしています。教員時代のスキルを生かして、相手に寄り添いながらわかりやすくアドバイスすることが得意です。より多くの方々が安心して生活できるようにお役に立ちたいと思っております。
現在のお給料は全国平均と比べると高い?低い?
厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、質問者さんと同世代同職種の平均年収は約570万円*。
質問者さんの年収は250万円ですので、平均よりもかなり低めの給与水準と言えます。
*……参考:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」
嘱託職員も悪くない?ワークライフバランスを考えて
嘱託職員はどうしても社員よりも給与が低くなってしまいます。また、労働時間が112時間と一般的な160時間よりも少ないことも影響しているでしょう。
もし、労働時間をもう少し増やして給料を上げたいようでしたら、転職を視野に入れるとよいかもしれませんね。
地域のハローワークや転職エージェントを活用してみましょう。
ただし、質問者さんは高齢のご家族が多いので、ある程度家族に時間を割く必要があります。正社員になると、どうしても家族のために動ける時間が減ってしまうデメリットも。
何に重きを置くのかをよく検討したうえで、働き方を選ぶことをおすすめします。
老後の不安を解消する秘訣は「支出の可視化」
質問者さんは老後に対する不安がとても大きいようですね。
世帯年収が1,250万円とかなり高めなので、収入面はあまり心配いらないでしょう。
今後予想される支出をしっかりと把握すれば、不安を解消できそうですよ。
質問者さんのご家族で今後予想される大きな出費は次の通りです。
- お子さまの教育費
- お父さま、お母さま、大伯母さまの介護費と医療費
介護費・医療費は、ご自身で払っていただくのが基本。ご家族の貯蓄がどのくらいあるのかを確認しましょう。
日々の生活では、ボーナスを使わずに毎月の給料内で生活することが大切です。家計簿をつけて、毎月の支出内容をすべて洗い出してみることをおすすめします。
まとめ
・質問者さんの現在のお給料は、平均よりも低めの水準です。
・嘱託職員にはメリットもあるので、ワークライフバランスを考えて働き方を選びましょう。
・世帯年収が高めなので、家計管理をしっかりとできれば過剰な心配は要りません。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
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