怖くて近づけない……。
「3年くらい前に勤めていた工場の話です。
全部で20人ほどの小さな工場に、かなりの問題児がいました。
ベテランの男性社員ですが、自己中で迷惑な人です!
気に入らないことがあると暴言を吐きながら壁を蹴ったり、物を投げたり……。
女性も多い職場で、『彼の言動が恐ろしくて近づけない』という職員もいるほど。
もちろん上司も注意するのですが全く収まらず同じことを繰り返していました。
ある日、上司から注意されたことに相当お怒りの様子……。
“ヤバそうだな”と思っていた矢先、
何やらブツブツ言ったあと、『クソッ!』と手に持っていたスコップを投げつけました!
通りがかりの職員に危うくぶつかりそうになり、私は思わず『危ない!』と叫んで、間一髪のところで回避。
もう少しでスコップに命中するところだったのは、常務でした!
現場には滅多に来ない常務にオロオロする男性社員。
さすがにまずいと思ったのか現場が凍り付きます……。
常務はスコップを拾い上げ、男性社員をにらみ、『この件はいったん預からせてもらう』と言って、その場を立ち去りました。
翌日の朝礼で、常務が男性社員を名指しで説教し始めます。
主任にも聞き取りしていたようで、いつもの悪態が上層部にも伝わり……。
強く注意を受けた男性職員。
普段から迷惑していたみんなが口々に
『よかったね』
『これで安心だね』
『スカッとしたわ!』と喜んでいました」(40代男性)
勘違い男にウンザリ
「私のプチストレス、それは隣の部署にいる少し年下の同僚です。
30代のその男性社員は、社内で唯一、デザイン業務を担っています。
それが誇りなのか、『俺は周りとは違う』『俺は偉いんだ』と勘違い……。
しょっちゅう自慢話を延々と語っています。
スター気取りな態度に嫌気をさしていたのは、どうやら私だけではありませんでした。
彼には社内に好意を寄せている女性がいます。
“スタイリッシュな俺って魅力的だろ〜?”と言わんばかりに自慢話を語り出しました。
いかに自分がすごいかを彼女に全力でアピール。
しかし彼女は、仕事の手も止めず『そうなんですねー』と塩対応!
適当にあいづちを打つだけでした。
さすがに同僚も、冷たい態度に脈ナシだと思ったのか、しょんぼりと自席に戻っていきました。
女性社員によくよく話を聴くと、“前々から彼の態度が気に入らなかった”のだとか。
かわいそうと思いつつも、腹の中ではガッツポーズをしていたのは内緒です」(30代男性)
もう言いなりにはならない!
「私は、飲食店の正社員として働いています。
絵に描いたようなお局社員にスタッフ一同振り回され、大迷惑です!
オープン当時からいるそのお局様は、とにかく意地の悪い人。
平社員のくせに『報告がない』と怒ったり、ささいなことでキレたり……。
ターゲットを見つけては、無視したり理不尽な文句を言ったりして、気に入らないスタッフを攻撃してきます。
職場の雰囲気が悪くなるので、お局の機嫌を損ねないようにみんな、気を遣っていました。
先日も棚にあるトレーの位置を変えただけで(業務改善で決まったこと)
『誰が勝手にこんなことしたの!』と、自分を通さなかったことに激怒。
私よりも先に我慢の限界に達した同僚が、ついにお局と直接対決することに!
同僚『あなたのせいで職場の雰囲気は最悪です!
そもそもあなた、私たちと同じ平社員でしょ!』
この一言にお局は顔を真っ赤にして怒り狂いました。
お客様がいるにもかかわらず、大声でわめき散らし、同僚に向かって物を投げつけるなど暴れ放題。
慌てた私たちスタッフは店長を呼びに行き、なんとかその場を収めます。
この一件でお局のこれまでのひどい態度や同僚いびりが明るみになり、本社からの指導が入りました。
お局は『私は間違ったことは言ってない』と本社にも噛みつきます。
何の反省もしていない態度に、みんなあきれ返りました。
それからというもの、スタッフ全員がお局に気を遣うのをやめました。
理不尽な叱責や嫌がらせも、スルーしたり、はっきり注意したり。
相変わらずお局は空回りしていますが、周りがみんな強くなりました」(40代女性)
職場クラッシャー
職場の雰囲気を壊し、周りから迷惑がられる人って、案外どの職場にもいるのかも。
本人にその自覚がないのが、これまた厄介で……。
平穏で楽しい環境で働きたいものですね。
※この記事は読者から寄せられた体験談やご意見を元に、一部編集を加えて作成しています。
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