36歳の《リアルなお金の悩み》子どもが小さいのに貯金できない……。支出を見直すべき?【FPが解説】

Baby&Kids / Life style

読者から寄せられたリアルなお金の悩みに、ファイナンシャルプランナーが分かりやすくお答えします。【36歳 男性】
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綾瀬わか
綾瀬わか
2025.06.03

【相談内容】年収が高くても貯金ができない……

「世帯年収は1,300万円を超えているのに、毎月の貯金がほとんどできません。保育料や住宅ローン、外食費など、出費が多すぎるような気がしますが、何をどう減らせばよいのか分かりません」

プロフィール

36歳、男性、会社員(IT企業・エンジニア)
年収:850万円
家族構成:妻(会社員、年収約480万円)、子ども1人(未就学児)
都内在住
世帯年収は1,300万円超だが、毎月10万円程度しか残らず、年間貯金はゼロに近い。
・住宅ローン:月14万円(残債4,500万円、35年ローン)
・保育料:月6万円
・保険料:月4万円(医療・収入保障・学資)
・外食・サブスク・レジャー:月8万円
・貯金:普通預金に約100万円、投資信託に50万円ほど

【回答】外食・サブスク・レジャー費の見直し&先取り貯金で3割を確保

相談者さんご夫婦は世帯年収1,300万円を超える、いわゆるパワーカップル
ただし、貯蓄に回すお金がほぼないとのことですので、毎月の支出内容にかなり問題があると言わざるをえません。

まず見直すべきは、外食・サブスク・レジャー費用の8万円
ここをいかに減らすかがカギとなりそうです。

外食費の目安は月1.5万円以内!まとめ買い・作り置きを心がけて

3人家族勤労者世帯の毎月の平均外食費は17,869円*。
月1.5万円を目標に節約しましょう。

実現するための第一歩は、外食に行く回数の上限を決めること。

特に、共働き世帯は忙しく時間が取れないので、どうしても外食の頻度が多くなりがち。
可能であれば、作り置きをしてみましょう。
帰宅後に作る時間がないから外食せざるを得ない、という選択肢が消えます。

また、次のような方法もおすすめですよ。

・休日にまとめ買いをして、一週間分の献立(主菜だけでもOK)を作る
・夕飯で余ったものをお弁当に入れ、昼ご飯を持参する

まずは、できるところから始めてみましょう。

*……参考:総務省「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯」

レジャー費の目安は月3万円!お金のかからない娯楽を探す

3人家族勤労者世帯の毎月の平均教養娯楽費は31,316円*。

子どものいるご家庭では減らすのはなかなか難しいと思います。
それでも、多くても毎月3万円以内に収められるように「公共の施設を利用する」「ピクニックをする」など、お金のかからない娯楽を探して支出内容を見直しましょう。

*……参考:上記と同調査

教育資金を蓄えるために手取り3割を先取り貯蓄して

お子様の教育費が将来的に増加することを考えると、今は支出をなるべく減らし、貯蓄率を上げることが重要です。

手取り世帯収入の3割程度の貯蓄を目指したいところ。
相談者さんの手取り世帯収入を仮に1,000万円と想定すると、毎年300万円を貯蓄する計算になります。

おすすめは、銀行の定額自動送金サービスを使うこと。
給与から一定額を貯金するお金として予め確保し、残りを生活費に充てるようにすると貯蓄しやすいですよ。

まとめ

リビングで過ごす3人家族出典:stock.adobe.com

・外食は毎月1.5万円以内を目標に、回数を減らす。

・レジャー費は毎月3万円以内にする。

・将来の教育資金を貯めるために、今のうちから貯蓄率3割をめざす。

※この記事で扱うテーマは、マネー相談に寄せられる一般的なお悩みに、AIと編集者が一部編集を加えたものです。相談への回答および解説はすべてFP資格を持ったライターが対応して執筆しています。

◆綾瀬わか
AFPライター。元中学校・高校の国語教員。
資産形成や社会保険、教育等に関するお悩みを解決するお手伝いをしています。教員時代のスキルを生かして、相手に寄り添いながらわかりやすくアドバイスすることが得意です。より多くの方々が安心して生活できるようにお役に立ちたいと思っております。

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綾瀬わか

FP2級ライター。元中学校・高校の国語教員です。
社会保険や税制、投資などに関するお悩みを解決するお手伝いをしています。
教員時代に培ったスキルを生かして、相手に寄り添いながらわかりやすくアドバイスすることが得意です。
より多くの方々のお役に立ちたいと思っております。