【ゾッとする怖い話】社内で見た『無数の人影』。13階の資料室で起こった恐怖体験

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奇妙なうわさが流れる13階の古びた資料室。
今回は、ある新入社員が会社で遭遇した怖い話をご紹介します。

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13階の資料室

資料室の扉出典:stock.adobe.com

私が大手広告代理店に入社したばかりの新入社員の頃、先輩から奇妙な噂を聞かされました。

「13階の資料室には近づかない方がいいよ、呪われているらしいからね」

その言葉を聞いたときは、まさか本当だとは思いもしません。

しかしある日の夕方、上司から指示がありました。

「13階の資料室で過去の企画書を探してきてくれないか、急ぎの案件なんだ……」

私は不安を感じながらも、エレベーターで13階に向かいました。

廊下に足を踏み入れた瞬間、冷たい空気が肌を刺します。
資料室のドアを開けると、部屋中に埃っぽい匂いが漂っていました。

「早く見つけて、さっさと戻ろう」

そう自分に言い聞かせながら、棚を探していると、突然部屋の電気が消えました。同時にドアが大きな音を立てて閉まります。

「だ、誰かいますか?」

声を震わせながら呼びかけましたが、返事はありません。
不安に思いつつも携帯のライトで周りを照らすと、目を疑う光景が広がっていました。

幽霊社員

オフィスのデスク出典:stock.adobe.com

無数の半透明な人影が、デスクに向かって黙々と作業をしているのです。
よく見ると、彼らは皆、かつてこの会社で働いていた人たちでした。

幽霊社員たちは私に気づくと、一斉にこちらを向きました。

 「この仕事、終わらないんだ」 「手伝ってよ、頼むよ」

幽霊たちの声が、頭の中で反響します。
私が断ろうとすると彼らは私を取り囲み、仕事を強要してきました。

冷たい手が私の体を掴み、デスクに座らせようとします。

必死に抵抗する私。しかし、幽霊たちの力は想像以上に強く、少しずつ彼らの世界に引きずり込まれていく感覚がありました。

そのとき、はるか遠くから、鳥のさえずりが聞こえてきました。いつの間にか朝になっていました。

幽霊社員たちは、朝日を恐れるように、徐々に薄れていきました。気がつくと、私は資料室の床に倒れていました。

見覚えのない封筒

封筒と書類出典:stock.adobe.com

ほっとして自分のデスクに戻ると、そこには見覚えのない封筒が置かれていました。
恐る恐る開けてみると、中には13階の資料室で見た幽霊社員たちの顔写真付き社員名簿が。

そして、最後のページをめくった私は、愕然としました。

そこには、私自身の名前と顔写真が追加されていたのです。

※この物語はフィクションです。
※記事に使用している画像はイメージです。

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4yuuu編集チーム

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