43歳、専業主婦の《リアル貯金額》。国民年金だけで将来が不安……。対策はありますか?【FPが解説】

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読者から寄せられたリアルな総資産額を大公開。質問内容から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【43歳 女性】
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2025.05.30

【貯蓄額】43歳、女性の場合

43歳、女性の貯金額

プロフィール

43歳、女性 
専業主婦
夫(39歳 自営業)、子(8歳)との3人暮らし
世帯年収550万円

【相談内容】国民年金だけで将来が不安……。iDeCoと小規模企業共済どちらが良い?

「夫婦とも国民年金に加入しているので、将来の年金額が不安です。夫の収入が少しずつ増えてきたので、節税対策を兼ねて投資を始めたいと思っています。自営業者が将来のお金を増やすための方法はiDeCoと小規模企業共済があると聞きましたが、どのような違いがあるのでしょうか?」

現在の資産額の水準は?

平均貯蓄額

質問者さんと同じ40代2人以上世帯の貯金額は、平均が889万円・中央値が220万円です。

*……参考:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]令和5年」

質問者さんの資産総額は500万円と、平均値よりは低いものの、中央値の2倍以上となっています。

自営業の老後に備える!iDeCoと小規模企業共済の違いと選び方

質問者さんは、将来の年金額について不安を感じ、iDeCoと小規模企業共済のどちらが良いかとお悩みなのですね。

iDeCoと小規模企業共済、それぞれの特徴と違いを分かりやすくご説明します。

iDeCoは「自分で運用」して育てる年金制度

iDeCo(イデコ)は、自分で運用商品を選びながら資産を形成する制度です。

投資信託や定期預金、保険商品などから選択でき、投資リスクを取ることで、将来的なリターンも期待できます。
受け取りは原則60歳以降なので、老後資金の準備として活用されることが多いです。

小規模企業共済は「安定重視」の退職金制度

一方、小規模企業共済は、中小企業の経営者や個人事業主が退職金や廃業資金を準備するための制度です。

運用は中小企業基盤整備機構が行っており、元本割れリスクは低いものの、利回りは控えめ
廃業や退職のタイミングで共済金を受け取ることができます。

目的に応じて、うまく使い分けを

老後資金を「自分で育てる」ならiDeCo、事業引退後の「退職金づくり」なら小規模企業共済が向いていると言えるでしょう。

どちらも節税+将来資金の準備ができる優れた制度ですので、余裕があれば併用するのも効果的ですよ。

まとめ

年金手帳を持つシニア 出典:stock.adobe.com

・iDeCoは、自分で運用商品を選び資産形成をします。受け取りは60歳以降です。

・小規模企業共済は、機構が運用を行い、元本割れリスクが低い一方、利回りは控えめです。廃業や退職のタイミングで受け取れます。

※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。

◆sino

ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。

ほかの40代の貯金額は……

【参考】46歳、女性/経理職出典:4yuuu.com

【参考】43歳、男性/食品メーカーの営業出典:4yuuu.com

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sino

美容・コスメ・アンチエイジング・ダイエット情報を発信する女性ライターです。
FP資格を持っており、資産形成や節約に関する記事も執筆します。
コンタクトはメールアドレスsinobu037@gmail.comまで♡