【貯蓄額】42歳、女性の場合
プロフィール
42歳、女性
非正規公務員、年収250万円
父(72歳、会社役員)、母(70歳、会社役員)との3人暮らし
【相談内容】実家暮らしで将来が不安……。支出の優先順位のつけかたが知りたいです
「持ち家、実家なので暮らしていけていますが、今の貯金額では将来的にとても不安です。支出の優先順位のつけかたが知りたいです」
現在の資産額の水準は?
質問者さんと同年代である40代単身世帯の貯金額は、平均が559万円・中央値が47万円*です。
*……参考:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]令和5年調査結果」
質問者さんは不安をお持ちとのことですが、貯金額は800万円と平均的な貯蓄水準を上回っています。
将来の不安を減らす!支出の優先順位を見直そう
質問者さんは、ご実家暮らしで生活費を抑えられているものの、現在の貯金額では将来が不安とのことですね。
限られた収入の中で効率よくお金を使い、貯蓄を増やすには「支出の優先順位を決めること」が重要です。
最優先すべき「生活の基盤を守る支出」
まず、 最低限の生活を維持するための支出を確保しましょう。
- 食費や水道光熱費:健康的に生活するために必要な範囲で調整
- 通信費:格安SIMやWi-Fiプランの見直しで固定費削減
- 医療費:健康維持のために定期健診や予防医療には適度に投資
ご実家暮らしで負担が軽減できている部分は、貯蓄にまわして将来に備えていきましょう。
貯蓄を増やすための「未来のための支出」
将来の不安を減らすためには、娯楽費よりも貯蓄を優先的に確保する必要があります。
- 生活防衛資金の確保:最低でも 6ヶ月〜1年分の生活費を現金で準備
- 長期的な資産運用:15年以上使わないお金は、少額から毎月積み立て投資
- 年金の補強:iDeCoを活用し、税金の負担を減らしつつ老後資金を確保
余裕ができたら「生活の満足度を上げる支出」
基本の支出と貯蓄を確保したうえで、余裕ができたら生活の質を高める支出にお金を使いましょう。
- 趣味、娯楽費:心の豊かさも大切。削りすぎず、メリハリをつけて楽しむ
- スキルアップのための投資:副業や資格取得など、将来の収入増加につながる支出は◎
- 家のメンテナンス費:持ち家なら、修繕費用も少しずつ積み立てておくと安心
まとめ
・支出の優先順位は「①生活の基盤を守る支出」「②未来のための支出」「③生活の満足度を上げる支出」の順で考えましょう。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
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