【貯蓄額】34歳、男性の場合
プロフィール
34歳、男性
デジタルマーケティング、年収500万円
妻(32歳、会社員)と子(5歳)との3人暮らし
世帯年収900万円
【相談内容】教育費と老後資金が不安。長期的な資産運用について教えて
「現在の年収と貯蓄額では、将来の教育費や老後の生活費に不安があります。教育費や老後の生活費のため、長期的な資産運用についてのアドバイスが欲しいです」
現在の資産額の水準は?
質問者さんと同年代である30代2人以上世帯の貯金額は、平均が601万円・中央値が150万円*です。
*……参考:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]令和5年」
質問者さんの貯金額について不安をお持ちとのことですが、貯金額は530万円と中央値を上回っています。
子どもの教育費と老後資金、今から始める長期積立投資
質問者さんは、お子さんの教育費やご自身の老後資金について不安を感じており、長期的な資産運用の方法を知りたいのですね。
教育費も老後資金も、時間を味方につけることで、無理なく準備していくことが可能です。
15年以上先のお金は投資で育てる
お子さんの大学資金(20歳以降に必要な費用)や、ご夫婦の老後資金は、長期投資を活用して時間を味方につけて育てるのがおすすめです。
投資の基本は「長期・分散・積み立て」
- 長期投資:15年以上の期間をかけることで、元本割れリスクを抑えられる
- 分散投資:全米株式や全世界株式インデックスを選べば、リスクを分散しながら成長が期待できる
- 積み立て投資:毎月定額で投資することで、価格変動の影響を平準化できる
歴史を振り返ると、戦争・リーマンショック・コロナショックといった大きな経済危機があっても、世界経済は長期的に成長し、株価も上昇してきました。
短期的な変動に惑わされず、淡々と積み立てを続けることが大切です。
教育資金のシミュレーション
お子さんの大学費用を準備するために、毎月3万円を投資に回すとしましょう。
これを年利6%で15年間運用すると、約872万円に成長する見込みです。
児童手当を活用して積み立てると、家計に大きな負担をかけずに準備できますよ。
*……参考:金融庁「つみたてシミュレーター」
老後資金のシミュレーション
質問者さんが現在38歳で、65歳で定年を迎えると仮定すると、今から毎月2万円を年利6%で積み立てていけば、定年時には約1,613万円になることが期待できます。
老後資金は時間を味方につけるほど効率的に増えるため、早めに準備を始めることが重要です。
まとめ
・15年以上先に使うお金は、時間を味方につけて投資で育てていくのがおすすめです。
・投資の基本は「長期・分散・積み立て」。短期的な変動に惑わされないようにしましょう。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
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