【リアル給与明細】30歳、建築業事務職の場合
プロフィール
30歳、女性
建築業の一般事務
▼現状
仕事内容は、契約書・見積書・請求書などの整備、雑務など。
労働時間は月200時間、残業はなし。
ボーナスはなし。
【相談内容】今以上の責任を負えないためお給料には不満はありません。わずかな資金でもNISAなどに投資することで、将来メリットはありますか?
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
現在のお給料は全国平均と比べると高い?低い?
質問者さんは、少額投資の効果についてお知りになりたいのですね。
ではまず、質問者さんのお給料を全国平均と比べてみましょう。
質問者さんの現在の収入を年収換算すると約256万円になります。
一方、厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、質問者さんと同年代の一般事務職の平均年収は約445万円*です。
*……参考:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」
このことから、質問者さんのお給料額は、平均よりも低めの水準と言えそうです。
投資は未来のお金を守る?少額でも投資をするべき理由とは
質問者さんは、わずかな資金でも投資することにメリットがあるのかをお知りになりたいのですね。
結論から言えば、わずかな資金でも投資運用することは大きなメリットになり得ます。
実は、投資はインフレ対策としても有効と考えられるのです。
インフレは、物の価値が上がっていく状態のこと。
例えば、今100円で買えるお菓子が、数年後には150円に値上がりすることも。
もし質問者さんが100円をそのまま貯金していた場合、数年後150円に値上がりしたお菓子を買うことはできなくなります。
しかし、投資をしてお金を増やしておけば、値上がりしたお菓子も無理なく買える可能性があるのです。
例えば、インデックス投資のように幅広く分散された商品に投資しておくと、市場が成長するにつれて、投資資産の価値も一緒に上がっていきます。
インフレが進んでも投資資産の価値も上がるので、物価の上昇に負けずに資産を守れる可能性があるのです。
投資は、ただ貯金するだけでは守れないお金の価値を将来にわたって保つための手段。
将来のために「資産に景気の波に乗ってもらう」という視点を持ってみてくださいね。
まとめ
・質問者さんのお給料額は、平均よりも低い水準です。
・少額の投資でも、インフレに強い資産を持っておくことで物価の上昇の影響を受けづらくなります。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
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