【リアル給与明細】40歳、事務職の場合
プロフィール
40歳、女性
事務職(契約社員)
▼現状
仕事内容は、弁護士事務所の事務
労働時間は月150時間、残業は16分
ボーナスはなし
【相談内容】高校生と中学生の子どもにお金がかかります。本業の収入では足りませんが、なかなか副業が見つかりません。収入を増やす方法はありますか?
解説するのは……
◆かげやま
ファイナンシャル・プランニング技能検定2級
人には相談しにくいお金のこと。そんな悩みや不安を気軽に相談できるFPを目指しています。
お金の制度や保険について分かりやすく伝えます。
現在のお給料は平均と比べると?
質問者さんと同年代の同業種の平均年収は約509万円*です。
質問者さんの現在の年収は約200万円ですので、質問者さんのお給料額は、平均よりかなり低い水準と言えそうです。
*……参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」
年収アップに向けてのポイント
高校生と中学生のお子さんは、今後ますます学費がかかると考えられますので、現在の収入だけでは不安に感じるかもしれませんね。
それでは、収入を増やす方法について解説します。
1.正社員を目指す
現在、質問者さんは派遣社員でいらっしゃるとのこと。
正社員はボーナスや昇給制度が整っている場合が多く、正社員と正社員以外の女性の賃金格差は約27.8%*といわれています。
このため、派遣社員から正社員への転換で、収入面や待遇面での大きな改善が期待できますよ。
*……参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」雇用形態別
また、厚生年金や社会保険への加入など待遇面の改善も期待できます。
正社員への移行はハードルが高く感じられますが、長期的な安定を考えると非常に有益な選択肢です。
その2.資格取得でキャリアアップ
現在、弁護士事務所での事務をなさっているので、関連性の高い資格取得は非常に有効です。
これにより、基本給アップや資格手当を受けられる場合も。
また、資格を取得することで、将来的なキャリアアップにもつながります。
さらに、副業に直接活かせる資格であれば、より効果的ですね。
資格取得にあたっては、厚生労働省の「教育訓練給付制度*」や各自治体が独自に設けている助成金制度などもありますので確認してみるとよいでしょう。
*……参考:厚生労働省「教育訓練給付制度」
収入アップを目指すためには、家計管理の改善も同時に行いながら、長期的な視点で検討することが重要です。
もちろん健康が一番大切なので、十分気を付けてくださいね。
まとめ
・質問者さんのお給料額は、平均よりもかなり低い水準です。
・正社員を目指すことで安定収入につながります。
・資格取得は収入アップと将来的なキャリアアップが見込めます。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
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