わかってくれない父
「父との話です。
もう何度も同じ経験をしているのですが、その日も父からLINEが来ました。
『買い物行ってくるからパンでも買ってくるよ!』
内心、“うわー、まただ……”と思いました。
父はいつも賞味期限間近のパンを大量に買ってくるクセがあります。
パンばかりを一度に消費できません!
本当は『いらない』『何も買ってこなくていい』と言いたい。
しかし、父の機嫌が悪くなるのがわかりきっているので、せめてもの条件をつけてお願いすることにしました。
『いつもありがとね』と前置きしてから『賞味期限間近でなくて長いのでお願いします』『たくさんは食べられないから少しでいいよー』と、ちょっと長文になりましたがはっきり伝えました。
ここまで言えば大丈夫だろうと思ったのですが、帰宅した父が買ってきたものを見て絶句。
案の定、割引シールが貼られた、賞味期限が明日までの大量のパン。
一体どうしろと……!?
うんざりしながら『賞味期限長いのはなかった?』と聞いたら、
父は『あっ……、大丈夫、食べられるよ』と。
賞味期限をチェックしていないのは明らかでした。
その3日後も同じことを繰り返したので、私は1つも食べませんでした。
父はさすがに『まずい』と思ったのか、それからパンを買ってくることはなくなりました。
気を遣ってやんわりした言い方にしても響かないなら、行動で伝えるしかないですよね」(30代女性)
たくさん食べさせたい父心
お父さまは、おそらく子どもたちにたくさん食べさせてあげたい一心だったのでしょうね。
きっと今頃は賞味期限をチェックする習慣が身についたはず。
賞味期限が先のパンを買ってきたときに、一緒に食べると喜んでくれるでしょう。
※この記事は読者から寄せられた体験談やご意見を元に、一部編集を加えて作成しています。(取材日:2025年2月)
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。