【リアル給与明細】56歳、コールセンター業務の場合
プロフィール
56歳、男性
コールセンター業務
現在の仕事に就いて1年目
▼現状
仕事内容は、コールセンターでの受信業務など。
労働時間は月176時間、残業は1時間程度。
ボーナスはなし。
【相談内容】理想の月収に届きません。お給料をあと10万円上げなければ生活が厳しいです。
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
現在のお給料は適正額?
質問者さんは、お給料が上がらなければ生活が厳しいとのこと。
では、質問者さんのお給料が適正なのかどうかを見ていきましょう。
質問者さんの現在の収入を年収換算すると約171.9万円になります。
一方、50代後半の電話応接事務員の平均年収は約390万円*です。
*……参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」
このことから、質問者さんのお給料は平均よりかなり低めと言えそうです。
頑張ればお給料は上がる?
質問者さんは、お給料をあと10万円上げたいとお考えなのですね。
今の会社にいても、希望の額までお給料が上がる見込みは低いでしょう。
「研修期間でお給料が低くなっている」「インセンティブでお給料が増える仕組みがある」などの特別な事情がない限り、同じ会社に勤め続けていてお給料が大幅に増えることは考えにくいからです。
質問者さんには、転職か副業をおすすめします。
転職
50代の転職は成功確率が低いといわれていますが、質問者さんのように現在のお給料が平均年収の半分以下という状況であれば話は別です。
現在のお給料を時給計算すると約786円で、これは最低賃金が一番低い岩手県の893円よりも低い金額となっています。
*……参考:厚生労働省「地域別最低賃金の全国一覧」
平均的なお給料を出してくれる会社に転職できれば、お給料を10万円上げることは難しくないでしょう。
副業
もし転職に抵抗があるのなら、副業にチャレンジするのも良いでしょう。
例えば「人の話を聞くのが得意」であるなら、愚痴や悩みを聞く話し相手としてスキルマーケットに登録する方法があります。
ぜひ、自分の「得意」を活かした副業を検討してみてくださいね。
まとめ
・質問者さんの現在のお給料は平均よりかなり低めです。
・月に収入を10万円上げるために『転職』か『副業』を検討してみてください。
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