【リアル給与明細】39歳、金融機関事務の場合
プロフィール
39歳、女性
金融機関事務
▼現状
仕事内容は、会議資料の作成・数字の分析・当局あて提出書類の作成。
労働時間は月168時間、残業はなし。
ボーナスは50万円程度。
【相談内容】デジタル派なので、金融機関の紙、ハンコ文化が嫌です。ベンチャー企業などの先進的な企業に転職して革新的な仕事をしてみたいのですが、給与面は期待できないでしょうか?
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
現在のお給料は適正額?
質問者さんは、現在のお勤め先の古い体質が気になっているのですね。
では、質問者さんのお給料が適正なのかどうかを見ていきましょう。
質問者さんの現在の収入を年収換算すると495.2万円になります。
一方、金融事務の平均年収は444.5万円です。
*……参考:マイナビ金融AGENT「金融業界の職種図鑑」
このことから、質問者さんのお給料は標準よりも高い水準と言えます。
ベンチャー企業へ転職するメリット・デメリットは?
質問者さんは、ベンチャーなどの先進的な企業で働くことに興味がおありなのですね。
では、ベンチャー企業へ転職するメリット・デメリットを考えてみましょう。
メリット
・新しいルールが作りやすい
ベンチャー企業は設立間もないことが多いため、新しいルールを取り入れやすく、社員の意見が反映されやすいです。
古い体質に縛られない柔軟さがあります。
・実力主義
評価されやすい環境で、成長志向の人に向いています。
自分のスキルや成果が正当に評価されることが多いです。
・個人の裁量が大きい
従業員が少ないところが多いので、1人1人の業務範囲が広く、個人の裁量が大きいと言えます。
自分が会社の成長に貢献できていると実感できる場面も多いでしょう。
デメリット
・自主性が必要
ルールが少ないため、自分で考えて行動する必要があります。
これが苦になる人には向いていないかもしれません。
・厳しい評価
実力主義ゆえに、自己研鑽ができない人への評価は厳しい傾向があります。
成長意欲がない人には向いていないでしょう。
・給与が不安定
給与が上がる可能性もあれば下がる可能性もあります。
安定よりも挑戦を楽しめる人向きです。
会社の良し悪しは、体質が新しい・古いだけで一概に判断できるものではありません。
質問者さんご自身が長い目で見てどのように働いていきたいのかを考えて、今後の働き方の参考にしてみてくださいね。
まとめ
・質問者さんの現在のお給料は平均よりも高い水準です。
・古い体質の企業とベンチャー企業、それぞれの特徴を知り、長い目で見てどちらが自分に向いているかを検討してみてください。
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