【リアル給与明細】51歳、メーカー管理職の場合
プロフィール
51歳、男性
メーカーの管理職(部長)
▼現状
労働時間は月180時間、残業は10時間程度。
ボーナスは180万円程度。
【相談内容】大学生2人、高校生1人の子どもがおり学費がかかります。飲み会で毎月10万程度使ってしまっており、やりくりのため妻にも働きに出てもらってる状況です。保険料、税金の負担も大きく行き詰まりを感じています。
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
現在のお給料は適正額?
質問者さんは、支出が多く家計管理に行き詰まりを感じているのですね。
では、質問者さんのお給料が適正なのかどうかを見ていきましょう。
質問者さんの現在の収入を年収換算すると約964万円になります。
一方、50代前半の部長クラスの平均年収は約965万円*です。
*……参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」
このことから、質問者さんの年収は標準的と言えそうです。
仕事のつきあいと保険は見直して
質問者さんは、会社の飲み会と保険料が家計を圧迫していると感じているのですね。
飲み会の頻度と保険の内容を見直してみましょう。
飲み会の頻度の見直し
識学による「“飲みにケーション”に関する調査」では、会社の飲み会に参加したくないと答えた人が50.7%*もいました。
*……参考:識学「“飲みにケーション”に関する調査」
つまり、2人に1人は飲み会に行きたくないと感じているのです。
質問者さんが飲み会にお金を使っても、半数の人は楽しんでいないかもしれません。
すべての飲み会をやめる必要はありませんが、回数を減らしたり、本当に楽しんでいる人だけに声をかけたりする工夫をしても良いでしょう。
保険料の見直し
特別な事情がない限り、一般的な家庭に必要な保険は以下の3つだけといわれています。
- 火災保険
- 自動車をお持ちなら対人対物無制限の損害保険
- 子どもが成人するまでの掛け捨ての死亡保険
貯蓄型保険や終身保険は、保証が薄い割にお金があまり増えません。
万が一のときに備えるお金はキャッシュと掛け捨ての保険で対応し、増やしたいお金はNISAなどを利用した投資に回すのが賢明です。
飲み会の頻度と保険料を見直すことで、家計の負担を軽減できるでしょう。
まとめ
・質問者さんのお給料は平均的です。
・家計を圧迫している『飲み会』と『保険料』を見直して負担を軽減しましょう。
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