【貯蓄額】31歳、女性の場合
プロフィール
31歳、女性
ソフトウェア業の事務職、年収300万円
パートナー(41歳)との2人暮らし
【相談内容】貯金を切り崩して生活しています。
「以前はボーナスで貯金ができていましたが、会社が変わりボーナスがなくなってから貯金ができなくなり貯金を切り崩して生活しています。現金払いができずクレジット払いになっていて、翌月の給与頼りの生活になっているのが不安です。」
現在の資産額の水準は?
質問者さんと同じ30代2人以上世帯の貯金額は、平均が601万円・中央値が150万円*です。
*……参考:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]令和5年調査結果」
質問者さんの資産総額は110万円と、残念ながら平均値・中央値どちらとも下回っているのが現状です。
クレジットカード払いの不安を解消する家計見直しプラン
質問者さんは転職でボーナスがなくなり、クレジットカードの支払いが続いている状況に不安を感じておられるのですね。
今の状況を改善するためには、家計管理をしっかり行い、生活を見直す必要があります。
1. クレジットカードの支払いを繰り上げ返済する
家計管理で最優先すべきことは借金の返済です。
クレジットカードの支払いは借金と同じ。
まずは預貯金を切り崩してでも、残りのクレジットカードの支払いを繰り上げ返済しましょう。
その後は外食や美容費、娯楽費を控えるなど、一時的に支出を大幅に減らす必要があります。
つらいかもしれませんが、カード払いの生活から抜け出すためには重要なステップです。
2. 再び同じ状況に陥らない計画を立てる
クレジットカードの支払いを終えたら、次は将来の計画を立てましょう。
ボーナスがなくても貯金できるよう、毎月の手取り収入の8割程度で生活する予算を組み、残りの2割を貯蓄に回すのが理想です。
また、今後カード払いに頼る生活に逆戻りしないように、クレジットカードの利用をやめて現金決済に切り替えましょう。
3. パートナーと協力する
家計の立て直しのためには、同居しているパートナーの協力が不可欠です。
別々の財布で管理しているなら、質問者さんの状況を正直に話し、家計全体を見直すことを提案しましょう。
もし質問者さんがパートナーの収入に合わせた生活をしている場合、その支出が原因で再びカード払いに頼ることになる可能性があるからです。
お互いの収入や支出を共有し、現実的な生活レベルを一緒に決めることが重要ですよ。
まとめ
・質問者さんと同年代の貯金額は、平均が601万円・中央値が150万円です。
・家計管理の最優先事項はカード払いの生活から抜け出すこと。
・返済後は同じ状況に陥らないよう予算を組みましょう。パートナーと家計の見直しをすることも大切です。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
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