「忌み言葉」を知っておくことの大切さ
人が亡くなることは非常にデリケートな問題であり、言葉一つで相手に深い悲しみを与えてしまう可能性があります。
「忌み言葉」とは、葬儀の場で使うべきでない言葉(NGワード)や表現のこと。
これらの言葉を使うと、遺族の悲しみを大きくしてしまうことがあるため注意が必要です。
「忌み言葉」にはどのようなものがあるかを理解し、弔事の際には避けるように心がけましょう。
気を付けたい「忌み言葉」➀直接的な表現
死亡に関連する直接的な言葉は、避けるべき表現です。
たとえば「死亡」を「ご逝去」や「他界」と言い換え、「生きていた頃」は「生前」と表現しましょう。
また、「急死」を「急逝」とし、不適切なニュアンスを避けます。
葬儀の場面での言葉を正しく選び、遺族や関係者への配慮を心がけることが大切です。
気を付けたい「忌み言葉」➁重ね言葉と不吉な言葉
重ね言葉や不吉な言葉も、弔事では避けたほうが良い表現です。
重ね言葉である「重ね重ね」を「加えて」や「深く」に言い換え、不幸が続くことを連想させる表現は避けましょう。
「ますます」は「より一層」に変更することができますね。
不吉な言葉については「続く」を「同じく」に置き換えたり、「引き続き」を「今後とも」や「これからも」に言い換えたりして、縁起の悪いイメージを避けましょう。
寄り添う言葉遣いを
葬儀の場では、直接的な表現や重ね言葉、不吉な言葉を避け、思いやりある言葉遣いを心がけたいですね。遺族の悲しみを深めてしまわないよう理解しておくと、大切な場面で役立ちます。
動画本編では、そのほかの忌み言葉や言葉選びのポイントをより詳しく解説しています。こちらもぜひご覧ください。
◆令嬢養成学校チャンネル
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