【貯金額】50歳、男性の場合
プロフィール
50歳、男性
独身
小売業の販売サービススタッフ
年収:250万円
【相談内容】50代から老後資金を貯められますか?
「50歳になりましたが、給料が低いためなかなか貯蓄できません。今からできる老後資金対策はありますか?」
ファイナンシャルプランナーによる回答
質問者さんの貯蓄額は中央値以上
50代独身の平均貯金額は1,391万円、中央値は80万円です。
質問者さんの資産総額は135万円と平均を大きく下回るものの、中央値を超えています。
*……参考https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/tanshin/2023/
とはいえ「老後2,000万円問題」が話題になったように、現在の貯蓄で老後に備えるのは難しいでしょう。
NISAやiDeCoを活用して効率よく準備する
65歳で退職する場合、質問者さんの場合はあと15年で老後資金を準備しなければなりません。
銀行預金では低金利で増えないため、NISAやiDeCoを上手く活用するといいですよ。
15年あれば運用期間も長くとれるため、元本割れリスクを抑えて運用できます。
例えば、預金金利が0.1%の場合、15年後に2,000万円貯めるには、約11万円を毎月積み立てる必要があります。
一方、投資信託などで年率7%の運用ができた場合、必要な積立額は月6万3千円。
資産運用をすることで、効率よく将来に備えられます。
*……金融庁の「つみたてシミュレーター」より算出
とはいえ、投資にはリスクがつきものです。
「長期・分散・積立」投資で一喜一憂せずに運用を継続することで、元本割れのリスクをぐっと下げられますよ。
収入アップには副業を始めてみて
質問者さんは昇給額が年々下がっており、今後の給与についてもご不安とのこと。
現在の職場で大きな収入アップが見込めないのであれば、副業を検討しましょう。
例えば、クラウドソーシングサイトを利用すれば、ご自身の趣味やスキルを活かせる案件を探せます。
在宅でできる仕事であれば、身体的負担が少なく働けますよ。
副業は時間や労力がかかるものの、収入源を増やすことができます。
定年後再雇用で収入が減ったときや退職後にも、収入の補填として役立つでしょう。
まとめ
・NISAやiDeCoの活用で効率よく老後資金を準備できる。
・副業で収入アップすることで貯蓄額を増やせる。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆ゆきFP
FP1級を持つ元銀行員ライターです。
400世帯以上の資産運用についてご相談を受けていました。 特に、お金の制度をわかりやすく伝えることを得意としています。
同年代の貯金額は……
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