51歳、営業職の《リアル貯金額》。今のままでは老後に備えられません……【FPが解説】

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読者から寄せられたリアルな総資産額を大公開。質問内容から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【51歳 男性】

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2024.08.27

【貯蓄額】51歳男性の場合

51歳、営業職の貯金額

プロフィール

51歳、男性 
卸売業 営業職、年収470万円
1人暮らし

【相談内容】現金で貯金していると老後資金が不足しますか?

「円安が進み、銀行に預けているお金の価値がどんどん下がっているのが心配です。投資等はしていないので、このまま資産額が減って老後資金が足りなくなるのではないかと考えています。投資等をして資産を増やした方が良いですか?」

現在の資産額の水準は?

平均貯金額

質問者さんと同年代である50代単身世帯の貯金額は、平均が1,391万円、中央値が80万円です。
質問者さんの資産額は2,200万円で、これは平均貯金額の約1.6倍、中央値の27.5倍となります。

*……参考https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/tanshin/2023/

現金貯金は価値が下がり続ける?対策は?

質問者さんは現金貯金しかお持ちではなく、その価値が下がって老後資金が足りなくなってしまうことを心配しておられるのですね。

円安やインフレが進むと、現金貯金の資産価値が下がる可能性があることは、確かに心配ですね。

円安とは、円の価値がほかの通貨に比べて下がることを言います
例えば、1ドルが100円のときに100円で買えていたものが、1ドルが150円になれば150円出さないと買えなくなる、ということです。
iPhone(アイフォーン)などの海外製品がどんどん値上がりしているのも、円安の影響を強く受けているからです。

また、インフレは物価が上がることです。
30年前は1杯400円で食べられたラーメンの値段が徐々に上がり、今は800円出さないと食べられない……という現象を言います。
ラーメンが400円から800円に値上がりしたということは、30年前に比べて物の価値が2倍になったということ。
つまり、現金の価値が2分の1に減ったということです。

質問者さんも心配されているように、円安やインフレによって現金貯金の価値は下がり続けます。
「投資にはリスクがある」といわれますが、実は現金貯金を持ち続けることにもリスクがあるのです。

そこでおすすめしたいのは、円安やインフレに強い資産を持つこと
たとえば、外国の債券や優良な投資信託に少しずつ投資することで、リスクを分散しながら資産価値を守ることができます。
これらの資産は物価が上がるとその価値も上がりやすいため、インフレ対策に効果的です。

おすすめは、新NISAを活用して少しずつインフレに強い資産を持つこと
リスクを理解しながら、ご自身に合ったペースで対策を進めてみてくださいね。

まとめ

パソコンを見ている男性出典:stock.adobe.com

・質問者さんの貯金額は、平均貯金額の約1.6倍、中央値の27.5倍です。

・円安やインフレにより、現金貯金の価値は減っていきます。

・円安やインフレに強い資産を持つことで資産を守りましょう。

※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。

 

◆sino

ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。

同世代の貯金額は……

【参考】49歳、男性/販売・接客サービス業出典:4yuuu.com

【参考】53歳 男性/投資家・ブロガー出典:4yuuu.com

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sino

美容・コスメ・アンチエイジング・ダイエット情報を発信する女性ライターです。
FP資格を持っており、資産形成や節約に関する記事も執筆します。
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