【貯金額】39歳男性の場合
プロフィール
39歳、男性
不動産業総務・フリーランスライター、年収500万円
母(68歳)と2人暮らし
【相談内容】投資額はどこまで増やして良いですか?
「現在の仕事だけでは、自分の体が悪くなったときに収入がなくなるかもしれません。より多くの投資額を出して、収入を確保しておきたいと考えています。現在の預貯金から見て、どれくらい追加しても大丈夫でしょうか?」
現在の資産額の水準は?
質問者さんと同年代である30代単身世帯の貯金額は、平均が594万円、中央値が100万円です。
質問者さんの資産額は2,839万円で、これは平均貯金額の約4.8倍、中央値の約28.4倍となります。
*……参考https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/tanshin/2023/
※お母様の収入が分からないため、単身世帯の貯蓄額と比較しています。
投資額はどこまで増やしていい?
質問者さんは、お体が悪くなったときに備えて収入を確保するために、あとどのくらい投資額を増やして良いのかをお知りになりたいのですね。
「病気をして収入がなくなったらどうしよう?」と心配になるお気持ちはよくわかります。
質問者さんの投資は、主に株式投資と債権ですね。
質問の内容から高配当投資をやっておられると思いますが、この高配当投資のセクター分散を効かせて優良な銘柄をしっかり選ぶことが重要になります。
それができているのであれば、万が一の備えは現金と債権で持っておき、残りは高配当株投資に回しても大丈夫でしょう。
社会保障を知り副業を伸ばすのも有効
病気をして働けなくなっても、すぐに収入がゼロになるわけではありません。
企業にお勤めであれば、病気で働けなくなれば傷病手当金として1年半は現在の収入の2/3が支給されます。
もしそれだけの期間療養しても社会復帰できないような重篤な状態であれば、障害年金を受け取ることも。
質問者さんは、総務の仕事に加えてライター業もしておられますね。
このように収入の柱を増やすことは、将来に備えるうえでとても重要です。
たとえ病気や怪我で会社に通うことが困難になっても、自宅でできるライター業を伸ばして収入を補えるでしょう。
万が一の備えは、投資額を増やすだけではなく、働けなくなった場合の社会保障について知り、ライター業を頑張ることも充分な対策となりますよ。
まとめ
・質問者さんの資産額は、平均貯金額の約4.8倍、中央値の約28.4倍です。
・セクター分散を効かせて優良な銘柄をしっかりと選んだ高配当株投資ができているのであれば、万が一の備えは現金と債権で持っておき、残りは高配当株投資に回しても良いでしょう。
・病気をしたら傷病手当金や障害年金などの制度が生活を助けてくれます。
・収入の柱を増やすことも、不足の事態への備えとして重要です。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
同世代の貯金額は……
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