【貯蓄額】38歳女性の場合
プロフィール
38歳、女性
事務職、年収400万円
37歳会社員の夫、8歳と4歳の子どもとの4人暮らし
【相談内容】貯蓄型の生命保険、投資信託に変えた方が良い?
「子ども2人の学費と老後資金を貯める必要があります。現在貯蓄型の生命保険に入っていますが、投資信託に変えた方が良いですか?」
現在の資産額の水準は?
質問者さんと同年代の30代2人以上世帯の貯金額は、平均約601万円・中央値で約150万円です。
質問者さんの資産額は824万円で、これは平均貯金額の約1.4倍・中央値の約5.5倍となります。
*……参考https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/futari2021-/2023/23bunruif001.html
貯蓄型生命保険から投資信託への切り替え検討ポイント
質問者さんは、現在加入している貯蓄型の生命保険を投資信託に変えたほうがよいか迷っているのですね。
結論から言うと、質問者さんご夫婦に万が一の事が起きた場合の保証は掛け捨ての保険で備えたうえで、貯蓄型の生命保険を投資信託に変える方法がおすすめ。
貯蓄型の生命保険を投資信託に変えたほうが良い理由は、以下の通りです。
手数料の違い
貯蓄型の生命保険は、保険料や手数料が高くなることがあります。
一方、投資信託は手数料が低く、その分だけ利益が増える可能性が高いです。
運用の透明性
投資信託は、どこに投資しているか、どれくらい利益が出ているかをいつでも確認できます。
一方、貯蓄型の生命保険は保険会社が運用をしているため、どのようにお金が使われているかがわかりにくいことが多いです。
柔軟性
投資信託はお金の出し入れが簡単です。
必要なときに引き出せ、ほかの投資信託に変えることもできます。
一方、貯蓄型の生命保険は解約すると戻ってくるお金が少ないことが多く、簡単にお金を引き出せません。
成長の可能性
投資信託は、市場が成長すると大きな利益が期待できます。
一方、貯蓄型の生命保険は安定した運用を目指すため、大きな利益はあまり期待できません。
以上のことから、必要な保険は掛け捨ての生命保険で備え、将来のために成長させたいお金は投資にまわすことが合理的な将来への備えになるでしょう。
※投資にはリスクがあります。投資は自己判断で行い、損失が出ても生活に支障が出ない範囲で投資しましょう。
まとめ
・質問者さんの現在の預貯金額は、平均貯金額の約1.4倍・中央値の約5.5倍です。
・『手数料の違い』『運用の透明性』『柔軟性』『成長の可能性』から、貯蓄型の生命保険より投資信託をおすすめします。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
近しい年齢の他の人の貯金額は?
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。